うき山の会定例登山は4月5月の予定を中止した。
会員の熊本地震による被災状況が如何なるものであったのか、未だ知らない。
日奈久断層帯に近い宇城市松橋町在住の者が半数以上であるから、想像を超えているかもしれない。
こんなときに趣味の山歩きなど、とんでもないという人もいるだろう。
宇城市の中では比較的被害が少なかった不知火町在住のがねにしても、続発する地震におびえ、身に危険を感じながらの日々であったのだから、山に登るなど考えられないことだった。
そこに6月定例登山の案内が届いた。
6月5日(日)九重連山・鳴子山。
行くべきか、迷っている。
カミさんは怖がって行かないという。
担当者の名前を見ると、かなりの被害をこうむったに違いない松橋在住の3人である。この3人が担当者として「行く」というのなら、がねも「行こう」と思う。
なお、追記には
「この度の、熊本地震で被災されたうき山の会会員の皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。一時も早く復旧、復興されますことを祈念します。例会参加で気分転換できたら幸いです」
と記してある。
阿蘇ミルクロードを経由して九重に至る道は地震発生後も通行できる。九重連山は特に変わりがなかろう。2か月間、山行に関しては引きこもりであるから、思い切って参加してみたい。参加してみれば、気持ちが吹っ切れるかもしれない。

