4/30(土)は休日で、五月晴れ、さわやかな青空が広がっていた。地震発生からというもの、4/25(月)熊本市内開かれた緊急会議に出席するために出かけたことを除き、ずっと宇城市内にいてショッピング以外に何もしていない。震源地から離れたところへ、天草とか八代とか、少しだけ遠出してみたかった。

 

しかし、結局のところ松橋町の夢マートで食料品の買い物、松橋ミスター・マックスで給油、バーバーズで散髪をするだけだった。ふと気が向いて隣の宇城市の地震対応ボランティア・センターになっている旧自動車教習試験場のグランドに行ってみると、依然として車中泊を続けていることを示すものがあった。駐車スペースを確保するために何らかの物を置いているのだ。トイレも水道もあり、広々して安心できる場所だと思う。

 

 

それから宇城市の小川地区から砂川を渡った氷川町へと国道3号線を南下してみると、山の麓の家屋にかけられたブルーシートがまばらになる。氷川を渡ると、もうブルーシートがない。八代市の北の端、鏡町、文政を走ってみると、所々に一部損壊した家屋があるものの、ほとんど無事だった。震源地の益城から離れれば、地震の影響が少ないことが分かる。

 

県道不知火線の文政の鏡川にかかる橋が通行できなくなっていて、鏡町内田へと迂回しなければならなかったのだけど、橋と道路に段差ができてしまっている。車がガタンゴトンと波打つ。アスファルトを敷いて応急措置はとってある。被害の少ない地域をただぐるりと一回りしただけだったが、なんだか気分的に疲れてしまった。(続く)