鶴見岳ロープウェイを後にすると、やまなみハイウェイを別府から熊本に向けて車を走らせるのみ。由布院の街から湯布院ICまでの間は渋滞である。3連休の中日であり、絶好の行楽日和に恵まれ、由布院を目指して続々と人々が集まってくるのだ。早々に由布院を抜け出すにしくはなし。

 

湯布院ICの先は車が減ってひたすらドライブ。飯田高原(はんだこうげん)を通り抜けると、急に視界が開ける。九重の長者原(ちょうじゃばる)である。1時間ほど車を走らせたところで休憩及び昼食にする。ドライブインに入る。バイクのライダーがいた。広島から走ってきたのだという。

 

せっかくのチャンスだから、昼食後は腹ごなしに長者原のタデ原湿原を歩いた。木道が新しくなっており、冬場の工事のためなのか、木道の周囲の草が刈り払われている。この時季、湿原には枯草以外に何もない。風が冷たいものの陽光を浴びてのんびりと木道を歩くと、まさしく本日は休日なりという気分。心身を弛緩させ、湿原をゆっくりと一回り。

 

 

例えば黒川温泉郷にて2日目も温泉に入るなどの準備をしていたけれど、面倒くさい。真っ直ぐ家路を急ぐことにした。かくして午後3時過ぎに帰宅。長時間の運転だったからそれなりに疲れたが、時間と体力の余裕をもっての行動であった。

 

ちなみに阿蘇を通る帰り道、大観峰など、人に知られる観光地というものは自動車であふれ返っていた。駐車スペースをはみ出して路肩駐車が当たり前。ひどいところでは路肩ではなく、国道の左右の車線に駐車するという不届き者がいて、片側通行しかできない状態であった。交通整理する者はいないから危険である。

 

教訓その1。休日の好天に恵まれた名だたる観光地では駐車スペースがない。登山口も同様である。GWなどは極力避け、近づかない方がいい。どうしても出かけたいなら、人が居そうもないところにしよう。(オシマイ)