11/1(日)薩摩街道歴史ふれあいウォークはまだ続く。
給水ポイントの陣の坂を後にすると、かつての薩摩街道はなだらかになる。葉が落ちた木に茶褐色の実がついている。
はぜの木が畑に栽培されている。はぜから和ろうそくを作るために植えられているのだ。
資料によれば、この地区には、宝暦4年はぜの仕立てを命じられた鬼塚忠助により植え始められ、最盛期には250町歩約10万本が植えられていた。現在でも1万本が残っているという。電気にとって代わられた今となっては、和ろうそくを使うのは寺くらいしかないだろう。
時代は移ろいゆく。
里山の風景を楽しみながら歩いていると、様々な草花に出会う。
八ノ窪峠バス停前に至る。
出会った土地の人とあいさつを交わしながら歩いていると、人が住まなくなった廃屋が数軒あったりして、かつてはメインストリートだった薩摩街道もまた歴史に名を残す存在と化したのだと分かる。
ここでは写真をたくさん撮ったので見ていただこう。
街中に出ようとした角に煙草屋があり、店の中に3人のおばさんたちが腰を下ろしていた。がねも煙草を喫わせてもらうことにした。よそ者が加わっても普通にあれこれととりとめもない話が続いた。
終点の水俣道の駅でもあるエコパークまではもう少し。(続く)















