前の晩、午後9時頃になって“うき山の会”定例登山担当のUさんから、行き先を小川岳から小袋山(しょうたいさん)へ変更する旨の連絡をもらった。出発時間はそのままに午前6時半、宇城市役所出発。


小袋山には数年前に一度だけ登ったことがある。「ひらみち会」と名付けられた「不知火登ろう会」の別組織によるもので、初めて山行に参加する人(チューさん)もいて

「誰でも気軽に楽しむことができて、道に迷うこともない」

というファミリー向けの山だという触れ込みだった。


そのときは気軽な気分で玉名市蛇ケ谷公園から歩き始め、観音岳まで往復するコースが選択された。ところが、登山口がいくつもあってどこからでも登ることができる山であり、逆にどこへでも下りることができる山でもあった。


観音岳までの登りは「ひらみち会」全員で一緒に歩いたのだけど、下りは案内役(タダツラさん)、カミさん、がねの3人が蛇ケ谷登山口まで早足で歩き、後ろからその他の人がゆっくりと歩くという形になった。がねたちは丸山展望所で時間を過ごし後ろから来る人を待っていたのだけど、なかなかやって来ない。後ろの組は車を停めている蛇ケ谷への道ではなく、丸山キャンプ場に下りる道を歩いたことが判った。


案内板
tent


しからば我々も丸山キャンプ場に行って合流することにした。今度は、先に山を下りた組は蓮華院誕生寺に来ていた地元の人の車に乗せてもらい、蛇ケ谷までさっさと移動してしまい、我々が丸山キャンプ場に取り残されることになったのだ。それから玉名にいるタダツラさんの元同僚に連絡を入れ、車で送ってくれるように頼むことになった。


初めての小袋山は反省点の多い登山となった。小袋山はファミリー向けの山であり危険はないのだけど、グループでの山行には守らなければならないルールが間違いなくあることを教えてくれた。後から思えば、それはそれで楽しかったのだけど、いつもいい加減という訳にはいかないんだな、やっぱり。