上天草市柴尾山(ぞうやま)の4、5台駐車できるスペースのある場所に着くと、そこに登山口の表示があって、それからしばらく急登の坂道が続いた。
登山道は感心するくらい整備されていて、ボランティア活動の成果なんだと思う。
20分ほどゆっくりと雑木林に囲まれた坂を登りきると、山の稜線にでたようでなだらかな道になり、前方に明るく開けた広場に鉄塔展望所があった。
近所の保育園児たちの登頂記念柱が立っている。
ベンチも用意されていて、そこに腰かけてお茶を飲んで休憩した。
鉄塔に登ると絶景の眺望が四方に広がっていた。
これは大げさではなく、誠に息をのむような絶景なのだ。
北に宇土半島の左側に有明海が広がっている。手前の三角岳から沿岸の先には熊本市の金峰山、さらには玉名の有明造船所も見える。
東に目を転じると、三角西港前が内海のように青く輝き、南にかけて八代海、松島の島々、天草が一望できるのだ。
西は有明海を挟んで雲仙普賢岳、眉山、海上には湯島がぽっかりと浮かんでいる。
3回繰り返すが、これは絶景。(続く)







