セントレア空港1階バスターミナルで岐阜交通観光バスに乗り込んで、いよいよ旅の始まり。
はじめ、中部国際空港から名古屋市を経て東海北陸自動車道に乗るまでは、どこをどう走るのかわからないままだったが、知多半島を走りながら窓の外を眺めるとのどかな景色が広がっている。
やがてビルが多くなり名古屋の都市部に入ったようで、環状線の右回りにバスは走る。ガイドさんによる清州城などを眺めつつ信長、美濃に入れば斎藤道三の話を聞きながら東海北陸自動車道に乗れば、後は富山に向かって一直線。
途中休憩が美濃関で、ここで昼食をとる。蒸しおこわとうどんの組み合わせ。これがカレエダさんに不評だったメニューかと苦笑いしながら食べれば、それほどうまくないということはない。個人的な旅の最中に食事をとるのは手間暇をとるもので、面倒くさくなって“食べなくてもいい”となりがちだけど、セットして待っていてくれるのは効率的で有り難い。
美濃関を出発すると、数えきれないほどのトンネルを通り抜けながら、白川郷に向けバスはひた走る。飛行機とバスの中は手にした“おくのほそ道”を読みながらで、乗り物での移動中は充実していて時間が長いとは感じなかった。
走る車の数が少なく、予定よりも早めに目的地に到着し、その分、車を下りてからの時間がゆっくりあるという好循環に恵まれた。
天気もいい。
なにもかもいい感じ。







