6/22(日)フットパス(foot path)に参加した。
美里フットパス協会が年15回開催している。
その日は“三渓コース”。
コースが10以上あるが、“三渓コース”のお披露目だった。
8キロを歩く。
がねのケイタイに表示された歩数は、1日で1万8千歩。
フットパスだけで1万5千歩を歩いたと思うが、フットパスの目的は“ありのまま”の自然、人との触れ合いにある。
参加者を眺めてみると、元々山歩きを趣味としている人が多く、歩くのが好きで集まってきている。だけど、スポーツ登山のように健脚を競うものではない。いかに多くの発見やふれあいができたかこそが大事。
新たな発見や気づきも、主催者が事前に資料を配布し説明をするものではない。主催者は“聞かれれば答える”し、事前の準備に怠りはない。しかし、教え、指導はしない。
歩きながら気がついたことがあって、あるいは“何だろう”と疑問に思うことがあったときに尋ねれば、“こういうことではないか”と会話が始まる。一度で全てを解決するのではなく、二度、三度と歩くによって、少しずつ理解を深める。調べるのもいろんな手段を使って自分で調べるのが本筋であって、初めから何もかも教えてもらうというものではない。
最も驚いたのは、地元の人たちがごちそうを作って待っていてくれたことだった。午前9時に出発し、10時頃、美里町名越谷地域改善センターで休憩したのだが、名越谷の人たちがごちそうを作って待っていてくれた。お茶とともにソーダ饅頭、手作りの野菜や漬物などをいただいた。ただし、これは休憩用の“おもてなし”であって、昼食は三加公民館だったのだが、ピースご飯のおにぎり、ご汁の他に、これでもかというくらいの品数を揃えての“おもてなし”だった。ここで充分過ぎるくらいの水分補給を行う。
これはイベントできっかけづくりをしているからであって、ホントはそれ以外に三々五々自由に足を運んでもらって、自分たちの体験をそれぞれでして欲しいというのが、フットパスのコンセプト。
三渓コースは山間の棚田を眺めて歩くのだが、元々水に恵まれた里ではあるが、万が一に備えて谷の奥には溜め池が作ってあり、そこから平地に向かって段々畑が広がっている。昔から変わらない風景なのだろうが、同じような地形の棚田を3つ見て回るから三渓コース。
フットパス代表の井澤るり子さんとともに先頭をずっと話をしながら歩いたので、初参加ではあったがいろいろと勉強させてもらった。フットパスにはこれからも参加するだろうから、少しずつ理解を深めていけばいいと思う。
フットパスとはどういうものかについて書いたが、フットパスは風景を眺め花を眺めながら好きに歩けばいいのであって、途中で休憩をはさみながら、結果として8キロ、1万5千歩を歩いたのであって、歩くことに対する意識が薄く疲れも感じない。
歩き終わった翌日は爽快な気分。
フットパス、これはいい。









