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6/1(日)の夜、くつろいでいるところに雨読さんから連絡があった。初めにネタばらしをしておくと、雨読さんの奥さんは四国巡礼の旅を1年かけて続けている。今回は3泊の予定で出かけるので、その間、雨読さんは一人留守番をしていて淋しい。そこで夕飯を兼ねて1回位は外飲みしようと考えた。そのためには集まるための名分がいる。そこで雨読さんが考え出したアイディアは、宇城文芸誌「しらぬい」への新人発掘。雨読さんが、一応、話をしてみたところ「私でもできるでしょうか」という反応で、全く脈がないわけではないが、まだ踏ん切りがつかない。そういう状態の女性がいるので、がねもその女性と多少の関わりがないわけではないから、一緒に酒でも飲みながら入会してもらえないか口説いてみるというもの。どうなるかは出たとこ勝負であって分からないが、ともかく雨読さんが段取りを整えた。ときは6/2(月)午後630分。ところは居酒屋“ごちごち”、松橋町浦川内と不知火町高良の中間に位置しているともいえる。さて、如何相なったか?


ごち

after


約束の時間前に“ごちごち”に行ってみると、まだ誰もいなかったが、雨読さん、Eさんの順に顔がそろった。雨読さんとがねははなから飲むつもりで来ているが、Eさんはウーロン茶。3人というのは話がしやすい。事前に知っていることがあるので、あれやこれやと話が弾んだ。話の柱は宇城文芸誌「しらぬい」の会への入会であるから、そのことに関する話題をとり上げる。興味を持っているのは間違いなさそう。ただし、当然のことではあるが、自分が文章を書くということに自信がないというのが、Eさんの一貫した姿勢だった。それは雨読さんもがねも同様である。自信など微塵もなく、とにかく書いた原稿を“えい”と放り投げ、後は知らんぷりしている。強引に勧誘するのではなく、おいしいものを食べ、楽しい会話をして、文芸誌のことも知ってもらえたから、今回は“よし”というところだろう。Eさんの踏ん切りがつかないままであったとしても、それはそれなのだ。