上宮、中宮の次は、下宮。
ここが妙見宮の本殿で、下宮などという呼び方すら知らなかった。
初詣、妙見祭にお参りするのは、この妙見宮さん。元は神仏ともに祀っていたというが、明治になり神仏が分離され、正式には八代神社という。地元の人はそんなことは知らなくて、今でも妙見さんと呼び親しんでいる。
今、本殿の改修工事を行っている。一般の人にも一口5000円で寄付金を募っている。八代の名士や氏子など大口寄付者の名を刻んだ新しい石板があって、見てみると、あの八代亜紀、10万円とある。後世に名を残す行為であり、有り難いことだ。でしゃばらず、さりげなく、地元八代のために協力を惜しまない姿がある。八代国際スリーデイマーチにも毎年顔を出している。これもボランティアで来ているはずだ。
今ではお参りしなくなったが、かつては毎年のように初詣と秋の妙見祭にやってきた。そのときの積み重ねはかすかながらも記憶の隅に残っている。子どもたちが小さかった頃のことで、その記憶は子どもたちにも残っているだろう。
ある年の初詣に、義父が社殿の正面にいて、がねの家族の頭の上で祓串を振ってお祓いをした。そして、がねも“氏子”だと言われた。がねが知らないうちに義父がそのように取り計らったのだ。そうやって世代を超えた関わりが作られていく。
※ 妙見宮を歩いたのは、GWの真ん中、5/3(土)憲法記念日のことだった。







