4/27(日)天草市本渡での用事を済ませ、午後1時頃に不知火町に引き返すことになった。来る時は松島から有明町までつながっている有料道路を走ったのだけど、帰りは早く帰ったところで自宅に誰もいないとわかっていたので、昔ながらの国道を走ることにした。


51
52
53

まず、本渡から有明町の四郎が浜に立ち寄って休憩した。バイクのツーリングの集団や家族連れの数組を見かけたが、人の数は少なく浜辺は閑散としていた。山は人が多いのに、海は少ない。若い頃は海が好きで、がねはよく泳いだものだけど、今では海で泳ぐことはなくなった。しばし四郎が浜の風に吹かれながら海を眺めた。


車が有料道路に殺到していくのに反して、昔からの国道は極端に車が少ない。閑散とした国道の曲がりくねった上り下りを繰り返し、おそらくはガソリンを無駄に消費しながら、かつてはこの道しかなかった。しかもGWや盆、年末年始の渋滞はひどかった。この日はのんびりと周囲の風景を懐かしみながら車を走らせたのだが、何だか時代から取り残され、さびれたように感じた。


この日、有料道路ではなく下の国道を走るには理由があった。それは知十橋を渡ってみたかったのだ。2月に次郎丸獄に登り、下山するとき住吉神社に出たのだが、そのとき自分がどこにいるのか位置関係が全く分からなかった。それで知十橋がどのあたりあるのか、住吉神社のある道はどこへつながっているのか、確認したかった。


住吉
神社
休憩所

住吉神社から先の道はそのまま行けば、山道を抜けて八代海に面した姫戸に出るという。これである程度の位置が頭で整理され、自分なりのマップができた。地理を知らなかったとしてもどうということはないのだけど、白獄などにまた来るかもしれないし、そのときのために備えたい。


住吉神社で一休みした後は、もう帰るのみ。有料道路の終点、松島から大矢野の道は、天草五橋の一号橋を渡った三角町まで渋滞していた。かくして、がねのGWは終わった。しかし、このところあまりにもローカルな話題ばかりだな。