リンゴ吉村くんからもらったレコードプレーヤーのステレオセット、コードをどこに接続すればいいのかが分からなかった。息子のタローに頼んでみたところ、一瞥して「こんなの見たことない」と、あっさり無視された。仕方がないので、自分で一応やってみた。
プレーヤーのテーブルは回転する。
スピーカーをアンプにつないでみると、不快な電子ノイズがする。
ボリュームをゼロにしても雑音が消えない。
レコードをかけて見ても音が出ない。
諦めた。
それが3/22(土)だった。
日曜日は宇医会ゴルフコンペがあって疲れたので、帰宅後は酒を飲みながらテレビを見て過ごし、早々に布団にもぐりこんだ。そして3/24(月)久しぶりに仕事に出かけ、溜まっていた案件を片付け、何とか先の見通しをつけたところで帰宅。すぐに隣のクラさんを呼び出した。クラさんは同世代であり、レコードプレーヤーを持っていたに違いないし、その取扱いに詳しいのではないかと睨んだのだ。
クラさんはすぐに来てくれて、ステレオセットを眺めまわした後、がねと同じように適当に接続を試し始めた。2人で「ああではないか、こうではないか」と相談しながら試みて、レコードをかけてみた。
雑音が入るけど、スピーカーからレコードの音が出た。
雑音はスピーカーに接続する金属部分に原因があるとみて、ニッパでゴムの部分を削り、ピカピカにして差し込むと、雑音が消えた。
それではとレコードをかけると、こんなにいい音がするものかと驚いた。
昔の人は金もないのに贅沢なことをしていたと思う。それほど音楽にかける熱意というか、オーディオに対する熱意があった。
それにしてもヤマハのステレオセットから出る音は素晴らしい。
ライブ演奏を聴くが如し。
クラさんと2人して大興奮。
クラさんは自宅に走って帰り、所持しているレコードを持ち込んだ。クラさんが持ち込んだレコードを3曲ほど一緒に聴いたところで、夕飯の時間になったので、突然にして束の間のレコード鑑賞会をお開きにした。
そのまま2人で酒盛りを始めてもよかったのだけど。
リンゴ吉村くん、ありがとう!
