時代遅れの酒場

　2020年東京オリンピック開催決定のニュースが流れて、日本国中が喜びに沸いた朝、BS-TBSでは高倉健主演映画「居酒屋兆治」をやっていた。これほど不釣り合いな組み合わせはないと苦笑してしまった。昔、映画館で観たことがあって、不幸を背負った人ばかりが出てきて、やるせないような暗い気持ちになったことを思い出す。高倉健が主人公だけど、大原麗子だけが印象に残って、大原麗子の悲しさだけが残った。幸福の絶頂と不幸のどん底がテレビの中では同時進行だなと思いながら、途中からだったけど「居酒屋兆治」を見始めた。記憶の中に残っていたシーンは前半にあったようで、そのシーンを見ることはできなかった。それは家を出た大原麗子演じる女性が、札幌の寂れたアパートの一室で後ろ向きに座っているシーン。







P.S.探偵さん、鳳仙花、かつて聴いたような気がしますが、記憶にありませんでした。今しみじみ聴いてみました。かつては普通に目の前にあった鳳仙花ですね。