子どもの頃、犬にふくらはぎをかまれたことがあり、恐怖心が抜け切れないでいたのですが、年とってきたら自然にそうでもなくなりましたかね。
今日はカミさんと2人で甲佐岳に登りました。かつては九州百名山の1つに数えられていたそうですけど、表示板に(元)がついていたから、今では百名山から外されてしまったようです。
登山口が福城寺にあって、山を下りてきたとき犬の鳴き声がして、寺の境内の手洗い水を使わせてもらっていたら、犬が近づいてきました。人懐こい犬でしたから頭と首の下を撫でてやったら、すっかりなついてくれました。この犬は、生まれてこの方、人にやさしくされ続けてきたのでしょう。もう老犬ではないかと思うのですが、少し先の元は水田だったけど、湧き水の量が減ったために現在は駐車場として使われている場所から、車を発進するまでついてきたのです。
それは遡ること2カ月ほどのことだったでしょうか。がねは用事があって行けなかったのですが、不知火登ろう会のみんなが甲佐岳に登ったとき、頂上までその犬が道案内してくれたというのです。かなり急な坂が続きますから、犬も人と同じに“はぁはぁぜいぜい”息を切らしたと言います。そのことからも老犬であることが分かりますね。おにぎりや水を与えたところ、いったん受けとった後、穴を掘って、そこに食料として保存したそうです。犬が二度と山に登るのかどうか疑わしいし、食べ物がいつまで食べられる状態にあるのかどうかも疑わしいのですが、頂上と途中の2回おにぎりを与えたのだけど、同じ行動をとったようです。水に関しては直接飲むことはなかったそうです。福城寺の境内から付いてきて下山して戻るまでずっと付き添ってくれたそうです。
今日の犬はカミさんにではなく、初めて来たがねに付き添ってくれました。見送りまでしてくれて、こんな犬は初めてでした。がねもこれを機に犬好きになるかも?







