都会の生活は忙しい。そして車を使わない暮らしは、とにかくよく歩く。東京にいる間は毎日1万歩を超えて歩いた。身体的な疲れがベースにあるのは間違いないが、多量の飲酒と精神的な疲れの方がはるかに勝っていた。
帰りに乗った飛行機はANAだったが、小型ジェット便だった。このところ関東を襲っている爆弾低気圧だとか、そんな気象条件が影響したのだろうか、これまでに経験したことがないほどに飛行機が揺れた。
飛行機は揺れるとやっぱり怖い。「揺れても安全には問題はありません」と何回もアナウンスがあった。怖いのとアルコールのせいなのか、飛行機の揺れによるものなのかは分からないが、気持ちが悪くなった。
阿蘇くまもと空港に着陸したときは、安堵した。19日(土)に帰宅したときは、我が家にやっとたどり着いたという感じであった。
で、翌20日(日)に何をしたのかというと、またゴルフ。
前もって予定されているのであれば、おそらく不参加にしていただろう。前日、タローが職場の同僚と熊本南カントリークラブで薄暮のハーフラウンドに行ったそうで、ドライバーの実践的な打ち方を学びつつあるという話だった。「こういうときは続けてラウンドすると何かつかめるかもしれない」とがねが言ったところ、タローは「是非ともラウンドしたい。だけど東京から帰ってすぐで疲れているだろうから言えなかったけど、行きたいね」ということだった。
がねとしても精神的なダメージを回復させるにはゴルフが最良の手段であると考え、不知火カントリークラブに行くことにしたのだ。突然の誘いでも100%に近い確率OKしてくれるジュンちゃんに連絡を入れると、即OKだった。
いざ、不知火カントリークラブへ。(続く)