8編の詞が寄せられたと書きましたが、公表されたのは4曲だけです。では、残された4曲はどうなったのでしょうか。


 NHK-BS熱血!オヤジバトルにエントリーする曲を仕上げるだけで精一杯で、その他に時間を費やす余裕がなかったというのが真実です。


 この点についてはどうなのか、ゴルフを一緒にしたときポール井上に確かめてみました。8つの作品のうち、残された4曲についてはこのままになってしまいそうです。公表された4曲については、仕上げるまで続けたいと言っていました。当初の夢としては、「全8曲を仕上げて、CDを作れたらいいね」でしたが、4曲入りのCD作成になりそうです。


 フォーク酒場少年時代は人手に渡りました。ポールが東京にいなくなってから残った人たちでフォーク酒場を続けることができませんでした。健康を損ねたり、経営的な問題もあったのだと思います。しかし、店の客はそのまま残り、ポール井上も今後は客の1人としてフォーク酒場少年時代を拠点としたコンサート活動を続けます。


 ポール井上とともに同じ夢を見てきたブロガーさんには不本意な結果になってしまったのかもしれません。不本意なのはポールも同じでしょう。しかし、全てが終わったのではなく、一つの区切りができて、また、新しい歩みを始めるのです。与えられた定めの中で何ができるのか、それはこれからの生き方ということになります。