屋久島登山の経験者2名、観光経験者が1名、他の5名が初めての屋久島でした。


 10年ほど前にテントを張り屋久島の山中で2晩を過ごし、縦走をした経験を持つのがKさんです。以前は規制がそれほど厳しくなかったのに、今では山中で火を扱うことができなくなりました。これから先、登山できる人数の制限などがさらなる規制が検討されているようです。


 今回の「不知火登ろう会」の縄文杉へのウォーキングでは、Kさんが山登りのリーダーです。ガイドさんが先頭を歩きますとKさんがしんがりを務めます。


しらぬいのがね-出発前のミーティング


 ガイドさんは縄文杉まで案内し、午後5時までには荒川登山口まで導く役割を担います。途中で説明したり、休憩をとったりしながら、時間調整をしていきます。常に、先を急がせるのが役回りです。


 しんがりのKさんは、どうしても先頭から遅れて離れてしまう数人を気遣い励ましながら、じっと辛抱の歩きを続けます。自信と余裕がなければしんがりを務めることはできません。しかも前向きで積極的です。「やればできる、きっとできる」そういう発言を続けます。ぐちや後ろ向きの発言はありません。


しらぬいのがね-ここはどこ?


 素人のがねはそういうベテランの間に挟まっているから、自分のことのみに専念することができるのです。実際は自分のことすらコントロールを失ってしまいがちでしたけど・・・。