「食で日本を変えたい」と食と農の体験塾を開いている宮田さんのレストランで昼ごはん。石窯で焼いたパンとオレンジマーマレードの写真を記憶している方もいらっしゃるでしょうか。見晴らしの良い高台のレストランでした。


 塾長の宮田さんから食育体験塾の説明がありました。確かに、食は大切です。その前提として、食生活の乱れから栄養障害を起こしている子どもたちの実態がある。「味が分からない」人が増えているそうです。これを正したい、と。


しらぬいのがね-宮田さんのカフェ

 がねも、最近とみに味覚障害が進んできているかな、と思います。食育体験塾ではこれからの日本を担う若者を正しく育てようという発想ですけど、高齢者の食生活に触れる機会が多い者からすれば、年と共に味覚も衰えるのではないでしょうか。過去の食生活における習慣からか、味噌、醤油や漬物など塩辛いものを好み、薄味と呼ばれるものには味がないといわれることが多いように感じます。これはあくまで一般的な話ですけど。


 がねの場合、味覚障害は酒とたばこが原因かもしれないと思っています。カレエダさんの勧めに従って、1か月ほど前、2日間だけ酒を断ちました。味覚が蘇るような体験をしました。すぐに元に戻りましたけど。そのとき、味覚が相当、麻痺していたなと思いました。


 酒、たばこの量を減らすのが健康への近道かなと、頭で考えないではないですけど、その昔、CMで「今日も元気だ。たばこがうまい。」と弁当箱の蓋に焼酎を注いで、ぐびぐびと飲みこむ、木造の家づくり途中の大工さんの映像が忘れられません。


 幸せな暮らしの象徴として…。