これも「まくあい」に掲載された九演連総会報告からの転載ですけど…。スミマセン。


 がねは観劇の新参者で何も知らないものですから、何だかとても面白くて興味深いのです。ブロガーさんに興味あるのかどうか分かりませんが、おつき合いくださいね。


 熊本市民劇場のように長崎市民劇場や宮崎市民劇場など下関から鹿児島まで、現在18団体ある九演連には三つの独自課題があるそうです。その1です。


しらぬいのがね-flower


 「見て確かめて」を基本に

 マスメディアの発達は、私たちの生活の中に大きな影響を及ぼしています。現在の社会状況はそこに振り回されているといっても過言ではありません。私たちの生活も情報社会の中につかり、ものの真実、ものを見る目を失いがちになることもあります。


 演劇は誕生した紀元前から現代にいたるまで変わることなく、多くの人の手をかけてこの世に生み出されてきたものです。7回の大切な例会がただ単に「明るくて楽しい芝居」だけでなく、「人間の真実、琴線に触れる演劇」、それがたとえ地味な作品でも私たちは「いいものはいいとして」例会づくりに生かしていきたいと考えています。


 そのために、東京公演や全国各地で例会として上演される作品を「観て確かめ」舞台成果を話し合い、話題性豊富な作品も地味な珠玉作品も対等平等に位置付けています。

(熊本市民劇場会報「まくあい」20104月発行より転載しています)


 なるほどね。東京など都市部であれば、様々な演劇の中から好きなものを選んで観に行くことができますが、地方はそのような環境にありません。


 まずは、観るべき演劇を選ぶことから始めなければならないのですね。それが第一の課題なのでした。