2回目、3回目の空振りは、後半イン15番ホール、パー4でのことでした。このホールは克明に説明します。


 ティーショットを引っ掛けて左サイドへゴロで転がり、ラフに前上がりの位置にボールが止まった。残りは200ヤード。前上がりの場合、普通に打つと、フックがかかって左サイドにボールが飛ぶことが多い。従って、ある程度右方向へ打ち出す。これが失敗のもとだった。必要以上に右を向き、かつ、ボールの位置を右サイドに置いたのだろう。手にしたクラブは7番ウッドだった。結果、そのまま右方向のOBゾーンへ飛んでいった。打ち直しだから、次も条件は全く同じ。しかし、このような失敗をした後には、1つクラブの番手を落として、仕切り直しをするべきだった。ところが、全く同じように4打目を打った。再び失敗。当たりが悪く天ぷら気味だったのが、むしろさいわいして、OBを免れた。


しらぬいのがね-ゴツイ男たち

 5打目は残り120ヤード。これもまたラフの前上がり、失敗。ボールは右サイドバンカーへ。ここまででがねは意気消沈し、すっかり動揺している。


 さて、バンカーの中に足を踏み入れると、雨で固まった砂、底が浅い感じだった。直接ボールに当てて軽く打つか、通常のバンカーショットのように手前の砂ごと飛ばすか、迷った。中途半端に打った。なんと、空振り。信じられない。そして、また続けて空振り。


 バンカーからグリーンまで8打を打ったことになる。3パットして11打。


しらぬいのがね-やさしいキャディーさん


 しかし、悪いことばかりではなくて、収穫も多かった。快心の当たりのドライバーが複数あったし、思ったより飛距離が出た。ショートホールでバーディーも取れた。ドボンになったホール2つあったけど、100は切った。きっと次につながるゴルフだったと思う。


しらぬいのがね-ニアピン・バーディー


 そう簡単に上手くならないのがゴルフ、今年ほどもがき苦しんだことはなかった。相変わらず練習しないで、ラウンドが実践練習ではあるけれど、密かに光明を見出している。


しらぬいのがね-大分麦焼酎そねひこ


 反省会兼忘年会の席上、「がねさん、あんたはまだまだうまくなる。」「自分に厳しく、他人に甘く、これがゴルフだ。あんたにはそれがある」という人もいた。先輩方の導きで、ゴルフができる、これがありがたい。「明るく楽しく、健康ゴルフ」ががねのモットーだったが、これからは「いけいけゴーゴー、楽しいゴルフ」に変えることにした。こっちのほうが威勢がいい。