雨だれの音も
年とった
山頭火
確かにね、雨だれの音は力が抜けているよね。
己もまた同じく、衰えを感じています。だけど、気付かないままに月日を重ねているのが凡人、もしくは、気付かないふりをしたいのがフツーの人かもしれないな。いまや時代は、アンチ・エイジングですからね。
何が良いとか、何が悪いとかいうことではなく、ボーダー・レス、何もかもが入り乱れて、確固たるものがなくなってしまったのか。スクエアといえば、けっして褒め言葉ではなくなって…。かつて経験したことのない時代に突入しようとしていることは間違いない。
山頭火が生きた時代は貧しかった。誰も昔に帰りたいとは思わない。では、これから先、どのように生きていけばいいのか、それもわからない。今日をまじめに生きていこう。



