編集さんに言われたことがわかった | Show space

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絵本作家しょうみのりのブログです。

どうも。

作家としての成長の記録をメインに更新している(つもり)の私です。

 

新作が仕上がりました!

タイトルは「〇〇〇お母さん」

〇〇〇の部分はネタバレになるので秘密です。

今日、これから出版社さんへ送付予定です。

 

この新作ができたことで、わかったことがあります。

以前、絵本ダミーを見て頂いたとき、編集さんに言われました。

「なんかパッと思い付きで作ったように見えるんですよね~」

 

……なんだと、この野郎。

めちゃくちゃ苦労して、直しに直して、絵もストーリーも構成練りまくったわい!!

 

とか、反射的には心の中で思ったわけですが、

それからずっと「なんでそう見えるんだろう?」と考えていました。

その答えが出たかもしれません。

 

ただ、言語化して皆様にお伝えするのは難しいです。

試してみましょう。

練りに練って、頑張りに頑張って、何度も直して作った絵本が、プロの編集さんからは「パッと思い付きで描いた作品に見えた」理由、それは……

「何が描きたいのかわからない」

からです。

 

え?

それって絵本として成り立ってるの?ストーリーが伝わってないってこと?ダメダメじゃん!

 

ということ……ではないのです。もちろんです。

それじゃ、読んでも貰えません(笑)

ズバッと「意味わかんない」って言われちゃいます。

 

作家になりたい人向けの本には、必ず書いてある部分でもあります。

「あなたは何がしたいの?何が描きたいの?」

 

描いてますよね。ちゃんと描きましたよ。

と思っちゃうんですけど、ここが食い違っているわけです。

 

プロの編集さんは、プロの怪獣みたいな作家さんたちを沢山知っていて、一緒に沢山お仕事をされています。

だから私が作品を持って行ったとき、その怪獣たちと同じレベルで見られてしまいます。

 

門戸を叩いたばかりの素人でも扱いは怪獣。

「あんた当然、火は吐けるんでしょうね?まさか火も吐けないとなったら、図体のデカい、甲羅のない亀。ただの爬虫類ですからね」

てな、扱いです。(心象風景です。実際は懇切丁寧に見て貰えますからご安心下さい)

 

そこで、話が飛ぶんですよね。

火を吐く練習をしている私と、彼ら(プロ)との意識の差が出ます。

 

その正体を説明するのは本当に難しいです。

それが言語化できるならもう、「プロ作家になるには!」的な指南書に沢山書かれていると思います。し、書いてあります。

それが「何がしたいの?」なんです。

「私はこうしたいです」なんです。

 

それが伝わっているか、見えているか。

 

新作ではキチンと伝えてます。見せてます。

そういう自信があります。

 

だから、前よりは成長したんじゃないかなと思いました。

その時はわからなくても、言われたことには意味があります。

「なんでパッと思い付きで描いたように見えたんだ?」と疑問に思い続けることで、答えが出る時が来ます。

ただし、これは、折れずに続けたものだけが到達できる新しいレベルなのだと思います。

モンスター作家さんなら、すぐ理解してることでもあると思います。

 

その理解をもって、作品も溜まってきて自身の作家性についても説明できるようになったので、Twitterに表示しているプロフィールを以下のように変更しました。

 

絵本作家名乗り始めたってよ!!(メインはそこじゃないが)

2014年にとらきちを発行してから、6年。

絵本はじめて8年?

 

ぼちぼち、企画が通る作家へと進化したいものです。

「何がしたいの?」「何を描きたいの?」が言えると、プロフィールも上みたいになる。かもしれない。

 

もしメジャーデビューできたなら、ブログに書かれてきた全ての言葉が、これから育っていく後輩たちの役に立つと思っています。

なれなかった暁には、この人の言うこと聞いてたらダメらしいと、反面教師の材料に使って下さい(笑)

 

それでは、また今度お茶でもしましょう。(社交辞令)

新作ダミー完成おめでとう。ありがとう。

皆様に感謝。

 

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