実のところ、このところ、
ご覧の通り、何を更新したらいいのか迷走してるのですが……。
「絵本について語れない」というのが理由として大きいです。
一つは現在進行形で作ってる作品や、没作品、編集さんとのやり取りは大っぴらに書けない。ということ。
もう一つが絵本についてのノウハウとか思想について、
これ、千差万別あって書けなくなった。
以前は「そうなんだー、へー」と思ったことを垂れ流してたのです。
「自分でもそう思う」とか
「こんな考え方をするんだ」を嬉々として記事にしておりました。
けどね。
編集さんによるんだな。ってことが分かったのです。
考え方とか仕方って作家さんにもよるのです。
作法がないのが作法。ってとこもあります。
タブー視されてても、課題が多くてもクリアして発売に至る作品も多いです。
「プロたるものはー!」
という話をする人が居たとします。
その人がプロの場合。それはその人の考えです。
全プロがそれを踏襲しなくていいし、しちゃいけない。
真似してる人が多いとしましょう。
全体の半分が同じことを言ってたとします。
残りの半分はどうなるの?
存在してるのに無視できます?
プロは「なったもん勝ち」です。
さあ、じゃあ素人が「プロならこうでしょ!」っと言ってる場合はどうでしょう?
それこそがその人の「プロ論」。
読者目線で居ますけど、その人がなりたい姿でしかないのです。
「私はこうじゃないと認めない」と言われても、大半の人が困るのではないでしょうか。せいぜい共感する人が集まってくるぐらいでしょう。
他人がそれを真似しても全然意味がない。
作者は作者。
読者は読者。
プロ理論は編集さんや出版社、世界各地でも違ってきます。
骨になる部分はありますよ。絵本の核とか。
それもまたコトバではっきりと語るのは難しいですね。
基本的に「読者は子供です」とか、
「読者があっての作家です」とかね。
ほれほれ、言うことがなくなってきた。
タキタキの中でも「絵が全て!」という流派がございます。
「主流派そっちだ!」「本当にいい絵本とは!」
語り出したら切りありません。
「プロになりやすいのは!」どっちよ。どっちなのよ。
そのなりやすさを真似したら「なれるの?」
ほれほれ、答えられないことが増えてきた。
とまあ、こうです。
さあ、ここまで来た。
じゃあ一体なにを書こう?
私はインフルエンサーじゃないので、〝尊敬する誰それの教え〟を書くのは好きじゃないですし。
自分が本当に感動したことや、役立ったこと、その上で皆様にもお話していいだろうこと、悪い影響のないようなことって……。
取捨選択はもちろん読者様の手に委ねるわけですけども。
なんか難しいですね。(選択の幅が狭い)
ということで、前提が長くなりましたが、
今日は展示に役立つ文房具について記事を書きます。
その名も「ひっつき虫」
「ピタっと」とかもありますが、これはシール式ではありません。
壁に紙をつけたり、はがしたりできます。
不純物が沢山つかない限りは、何度でも使える優れもの。
絵本作家のスズキコージさんの展示を見に行ったときに、丁度これを使って紙を貼っているところを目撃して勉強になりました。
まず、こうやって、紙の裏にくっつき虫をまるめて付けて、壁に押し付けるんですけども……そうすると、はみ出てきたりするのですね。
はみ出ないように張ることも可能です。
でも、あえてはみ出るぐらいに塩梅しましょう。
紙の凸凹を極力なくし、しっかり展示するためです。
とりいだしたるは道具。
コージ先生はカッターを使ってました。(大胆だな)
切っちゃうよー。
とかく「絵」というのはこうやって「はみ出る」ことを前提に、後始末をつけて美しく仕上げていくのが基本です。
「はみ出ないように描く絵」というのはそこで勢いが殺されるのです。
「ホワイト修正」や「マスキングテープ」などを使って、絵を殺さず生かすようにしましょう。
ひっつき虫を使う場合も、遠慮しないように。
はい。綺麗になった。
まるで、何もないようだ。
以上。
ひさびさに文房具のコーナーでした。
そして、宣伝です。
「白黒パンダ」展CM動画を公開しました。
水墨画がどう出来上がっていくのか、興味のある方はもちろん、なんか知らんけど見てくれるという方、ぜひチェック下さい。
シェア歓迎。
倍速視聴可(笑)
ちょいちょいカットもしましたが、描いてる風景撮りっぱなしなので、12分ぐらいあります。
注意点:
1、音楽流れますので気を付けて。
2、隣の教室では英語レッスン中のため講師の声が入ってます。
3、雑音気になる方は消音でご覧ください。
宜しくお願い致します。
目的は知らない人に届けること。
この映像でさえ、思った以上に編集に時間かかりました。
タキタキの次回動画、まだまだ途中です。
関係者の皆様は気長にお待ち頂けますと幸いです。
ごめんなさい。本当ごめんなさい。
感謝を込めて。