大相撲にがっかり | 小腸がなくても平気です!〜しょーへーのブログ〜

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23歳の時に「原発性小腸軸捻転症」という病気にかかり、それ以来小腸がない状態で生活している日々をゆるーく綴っていきます。

このブログにも何度か書いていますが、私は大相撲ファンです。幼稚園の年長組から千代の富士を応援していましたので、かれこれ30年近く相撲を見ています。裸のデブ2人がドーンとぶつかっているだけですが、鍛え抜かれたデブの力と力のぶつかり合いは迫力があって面白いものです。

今年は名古屋へも行き、




秋の巡業にも行きました。現役力士とわんぱく相撲の稽古が面白かった。


砂かぶりで観戦したこともあれば、


時の総理大臣を見たことも。誰だっけ?


その前の一番。生で見た中では最高の取り組みです。


それだけにここ数日の相撲界の騒ぎは非常に残念です。野球賭博や八百長問題から一時は相撲界の信頼は失墜し、人気も低迷しました。そこから何とか人気が回復し、スー女とか呼ばれる相撲好き女子まで登場するようになりました。今ではチケットを取るのも一苦労で、空席が目立っていた九州場所も今年は平日も満員です。そこに来てのこの不祥事。残念としか言いようがありません。

情報が錯綜して何が真実かわからなくなりつつありますが、横綱が後輩力士に暴行したことは事実のようです。きっちり事実を確認して、処分を受けるべき人物が適切な処分を受け、二度と同じことが起きないように対策を徹底してほしいところですが、もはや相撲協会に期待しないほうがいいのでしょうか。

そんな中、もう一人、モンゴル出身の横綱がやってしまいました。



白鵬は嘉風にもろざしを許し、その瞬間に白鵬が一瞬力を抜きました。行事は「のこった!」の声と同時に嘉風が一気に前に出て、白鵬は土俵の外へ。軍配は嘉風に上がり、物言いはつきません。

嘉風の勝ち、取組は成立です。

しかし嘉風が勝ち名乗りを受けようとすると、白鵬が土俵に上がって来ません。白鵬は審判に向かって手を上げて、物言いをアピールしています。

物言いは審判または土俵下の力士のみができるもので、取組を行った力士に物言いの権利はありません。当然、物言いが行われるはずもなく、土俵上は沈黙の時間が流れます。その時間約1分。土俵したの審判にも促され、白鵬は諦めたのか、土俵へ上がります。

しかし、土俵上でもまだ手を上げたり、仁王立ちしてアピールを続けます。もちろん、受け入れられるはずはありません。

立会の成立を決めるのは本人たちではなく行事と審判。力士たちはこれを受け入れるしかありまえsん。そういうルールです。横綱であれば、そのルールにも物言いを付けられる、そう思ったのしょうか。

礼に始まり礼に終わる。これが勝負の世界。横綱とは、ただ相撲が強いだけでなく、全力士の模範となる高い品格を持つ力士がなるべき地位です。その横綱が潔く負けを認めず、土俵上で行司と審判の判定に従わないとは、何とも残念です。しかもこのタイミングで。今の相撲界が置かれている状況を、横綱として理解しているのでしょうか。

今も相撲を見ながらこのブログを書いています。裸のデブ2人がドーンとぶつかり合っているだけですが(2回め)、ただのぶつかり合いではなく、一つ一つの所作に意味があったり、実力が番付で格付けされているなど伝統を重んじる一方、巡業などでファンをを楽しませる演出も忘れない、他にはない唯一無二のスポーツです。それだけに今回の諸々の不祥事には非常にがっかりさせられます。

多くの力士には何の罪もありません。相撲協会はきっちり膿を出し切って、力士が相撲に専念できる、そしてファンが純粋に土俵を楽しめる、相撲界を作ってほしいと切に願います。

以外と力士も踊れます。旭日松がんばれ。



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