「この世界の片隅に」を見た | 小腸がなくても平気です!〜しょーへーのブログ〜

小腸がなくても平気です!〜しょーへーのブログ〜

23歳の時に「原発性小腸軸捻転症」という病気にかかり、それ以来小腸がない状態で生活している日々をゆるーく綴っていきます。

評判通りのいい映画だった。

正直、ここがすごいと一言で言い表せる特徴は無い。無理やり感動させるような演出もなく、当時の庶民の暮らしぶりを淡々と描いている、という印象。ストーリーはごくごく平凡で特筆する点もない。

でもそれがこの作品の特徴であり、凄いと思わせる演出なのであろう。戦争もそれまでの日常も、一人物の感覚を通して淡々と描かれており、ごく平凡な日常に戦争が介入することによる変化と恐怖がリアルに感じられる。

とか何だかいろいろ思い出してみたが、この作品の本当の凄さは実際に劇場で観て、自分で感じないとわからないと思う。音の演出、アニメならではの感情の表現、舞台となる広島や呉の風景画など、細かいところまでこだわって描かれているのも良い。

あまちゃんファンとしては、能年玲奈が出演していることが嬉しいのだが、映画を見れば何故彼女が選ばれたのか納得できる。主人公のキャラクターが能年玲奈とあまちゃんの天野アキそのものなのだ。あ、能年玲奈って言っちゃいけないんだっけ。

当分テレビで放送されることはなさそうだし、全国の映画館でロードショーされているので、ぜひ見に行くといいですよ。


健康と医療 ブログランキングへ