【ドキュメンタリー】100分de名著 マルクス「資本論」 | お空と靴下と推しジャン

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【ドキュメンタリー】100分de名著 マルクス「資本論」

 

人と自然との対流、「物質代謝」。

人間は意識的な労働で自然に働きかける。そこでできるのが商品。

マルクスの考える富。空気、水、図書館、公園、知識、コミュニケーション能力。

資本主義ではこれが全て商品になっている。

 

商品には、使用価値(その商品そのものの使う価値)と価値(交換可能な価値)がある。

資本主義は価値を重視。例えば転売屋とか。

物象化。人と物の立場が逆になる。CDを何枚も買うとか。物を買えるか買えないかとか。我々を振り回す。

 

商品と富は別物なので、富を商品としない方が良いものもある。

 

「資本とは、価値増殖の運動である」

お金で商品を作り、それを売ってより大きなお金を得る。それが価値増殖の運動。特徴としては、ゴールが無い。

個人がどう考えても止まらない。それが資本の力。

 

資本家としては労働者に長く働いてもらいより剰余価値を高めたい。そんな資本家を吸血鬼という。

個々の資本家の考え方「洪水よ、わが亡き後に来たれ」自分がもうかった後に困っても良い。

自由の意識やそれに伴う責任が、奴隷よりも良い労働者にする。

重要なのは、賃上げでは無く、労働時間の短縮。

フィンランドの首相が、週休三日、6時間労働を提唱。

 

 

イノベーションがクソどうでもいい仕事を生む

ケインズは元々、2030年にはイノベーションにより週15時間働けばよく、余暇の過ごし方が問題になると考えていた。

資本主義の下でイノベーションが起きても、労働者の負担は減らず、労働者をより効率的に働かせてより安く物を作るようにさせた。

例えば、ミシンを導入した服屋が値下げした時に、労働者の単価も下がる。

イノベーションにより技能が下がり、誰でもできる仕事になってしまう。

ブルシット・ジョブ:本人でさえも意味がないと思っている仕事。

 

構想と実行の統一

給食

・自校方式:自分の学校で給食を作る。近年増加中。構想と実行の統一。

・センター方式:センターから給食をもらう。構想と実行の分離。

 

 

物質代謝論を土台に環境問題も考えていた。

資本主義により地力が浪費されてしまう。

アボカドのせいでチリで深刻な干ばつが起きている。

環境に配慮した商品を買うのは、ダイエットコークを大量に飲むのに似ている?

 

生産手段を共有財産とする。

畑や道具、栽培方法を共有財産とする。そこでできた商品は個人のものでOK。

コモン型の社会=コミュニズム

各人はその能力に応じて(人々に与え)、各人はその必要に応じて(人々から受け取る)

第一歩としては、誰もが必要とするものは満たして、もっと欲しい人はそれを求めればよい?

 

バルセロナでは、民泊の増加により住宅価格が上昇。

第一党のバルセロナ・イン・コモンが、違法営業の営業停止、新築の30%を公営住宅に。

ヨーロッパ全体で再公営化が進んできている。市民が立ち上がって公営などへのチェックに関わるなどを進める。