「はとぽっぽ」と「鳩」、「雪やこんこ」と「雪」 | ショウビズオフィシャルブログ

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ショウビズ製作作品のバックステージと所属俳優の活動を紹介します。

中日を終えまして、いよいよ明日千秋楽となります。
明日も当日券の販売がありますので、ご利用ください!

さて、本作の中にも出てくる瀧廉太郎の幼稚園唱歌「はとぽっぽ」と「雪やこんこ」。
この作品、実は瀧廉太郎の晩年の不遇を象徴する作品として残っています。
作品中、原田優一さんが歌う「はとぽっぽ」。耳慣れた「ぽっぽっぽ はとぽっぽ~♪」という童謡ではありません。この耳慣れた童謡が発表される10年前に瀧廉太郎が発表したのは、こちらでした。

そして、「雪やこんこ」も同様です。
和音美桜さんが歌う「雪やこんこ」は「雪やこんこん あられやこんこん~♪」ではなく、やはり瀧廉太郎が作曲した方を歌って頂いています。。
耳馴染みがある方は作者不明となっているようですが、当時冷遇された瀧廉太郎がどれだけ孤独な想いをしていたか、うかがい知れます。そしてその不遇・冷遇は死後にも続くのです。

そんなサイドストーリーを知ってから劇場に来ていただくと、また違った見方もできるかと思います。一度ご観劇頂いた方も、是非劇場にお越しくださいませ。笑