よくお仕事をさせてもらっているスピリチュアルタレントCHIEちゃんの本『この世界の私をそこから見たら』(講談社)を読みました。

小説と聞いて、CHIEちゃんはいったいどんな事を書いているのだろうと、読むのを心待ちにしてたのですよね。

この世界の私をそこから見たら/講談社

¥1,300
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絵本作家の方がカバーの作画や挿絵を担当しているだけあって、お子さんでも読めそうな、すごく読みやすい本でした。

感想は、いや〜これがね、泣いちゃったのですよ。特に後半ね。ずーっとうるうるしっぱなしだった。

ちょうど読んでいる時に、なんか腹の立つことがあって、カッカしていたのだけど、読んだら、どうでもよくなっちゃった(笑)。

本のキャッチコピーにCHIEちゃんの言葉で、

「あの世からこの世を見たら、どう見えるでしょう? 私に見えている世界を皆さんにのぞいてもらったら、きっと全部を許せるようになると思います。」

とあるのだけど、

本当に何か許せたというか、優しい気持ちになった^^

8月の下旬に、ニコ生の打ち上げで、ごはんを食べたのですよね。



仕事をしている時のCHIEちゃんとはまた違った顔を見て、僕が勝手に築き上げていた「天使のCHIEちゃん像」よりも、ずっとキャパシティの広い人なんだなと。

こんな事を書いていいのか、他人のイベントにゲストなどで遊びに来る時のCHIEちゃんは、人見知りで、孤独な表情をしていて。

CHIEちゃんがどんな人生を歩んできたのかは知らないけれども、本の冒頭にこんな記述があります。

「22歳という大人の私に対する社会の目は、何をしてもどんな状態でも、私を甘やかしてくれたおばあちゃんとは違い、厳しく、まだ完全に大人になりきれていない弱々しい私のことを容赦なく追い込んでいく。」

きっと自分が新入社員だった22歳の頃よりも、CHIEちゃんはずっと厳しい目にさらされてきたのだろうなあ、という事は、想像にかたくなくて。

だから人よりも早く”成熟した大人”にならないと、いけなかったと思うのですね。

この本は決して、「成功する」とか「願いがかなう」とか、そういう類いの本では無いです。上昇志向の内容では無いのね。

あ、僕の本は、上昇志向バリバリですね(笑)。天下人が神社に行っていた話しから始まる「日本版ザ・シークレット」だもの。

CHIEちゃんの本は、ぜんぶを肯定する。一般的に見て、最低の人生、ひどい死に方も、ぜんぶ肯定する。成功も失敗も無いし、あるとしたら、ぜんぶ成功。

悟りのプロセスというのは、

全否定ー>全肯定ー>中庸

と進んでいくけど、CHIEちゃんの本は「全肯定」する。

きっと「全否定」する時期があったのだろうけど(それも”悟り”。もう何も信じない!って時期)、そこから何か考えを変えるような体験をしたのだろうな。

その体験が、「あの世からこの世を見たら、どう見えるでしょう?」っていう。

CHIEちゃんの優しさと悟りがつまった1冊でした。

いい本を書いてくれてありがとう。

チャクラはぜんぶ活性化したよ。

【著書】

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