休止していた㐂三郎兄との仕事抜きの夏の旅行を3年ぶりに決行しました。二人会「上昇㐂柳」のチラシ写真撮影という名目でもあります。今年はスケジュールがなかなか合わなかったので一泊で近場にしようと栃木への旅となりました。


 我が家の車で㐂三郎兄をピックアップ。昼食は宇都宮の餃子三昧。「悟空」というお店で20個の餃子盛り合わせを二人でぺろっと食べて、「来らっせ」という餃子屋しか入ってないフードコートでさらに「みんみん」と「龍門」の餃子を食べ比べします。「悟空」は肉汁たっぷりでこれぞ餃子といったスタンダードなタイプ、「みんみん」はサクッとした香ばしい皮とさっぱりした餡が絶妙な宇都宮餃子タイプ、「龍門」は変わり種も美味しい変化球タイプ、どれも美味しかったです。顔はめパネルにてなんとなく切ない写真撮影もできました。


 大谷資料館へ移動。採石場跡が見学できることで有名です。夏でも15℃前後の涼しいスポット。ここをチラシの写真撮影のために浴衣で見学。RPGゲームのダンジョンのような神秘的な雰囲気が人気です。浴衣だとちょっと寒いぐらいの温度なので夏にはピッタリの観光スポットですな。


 すぐ横の大谷寺は磨崖仏と戦後直後に作られた高さ27メートルの平和観音が有名。まさに石の町だからこその見事な仏教芸術の数々です。日本最古と言われる平安鎌倉頃期の磨崖仏は独特の雰囲気があって不思議な味わいでした。㐂三郎兄は保存状態が良すぎるからもっと新しいものに違いないと力説してましたが、学者さんやお寺の人がそう言ってるんだから信じなさいよ(笑)


 ホテルはサンシャイン鬼怒川へチェックイン。正直なことを言うとこういう大型観光ホテルのバイキングは「どうせ具のない焼きそばとか乾燥したお寿司だろう」と二人とも失礼な予想をしていたのですが、ちゃんとしたステーキやお肉ゴロゴロのコクのあるカレーなんてのが出てきて大満足。二人で浴衣をはだけながらガハガハ食しておりました。


 大浴場の露天風呂の木の柱にたくさん千社札が貼ってあったのですが、中に「立川談」という剥がれかけた千社札を発見。最後の一文字が読めません。なんとなく少し読める部首から恐らくは「志」だと判断したのですが「談志師匠来てたのかしら?」なんて二人で噂しながら夜は更けていくのでした。


柳枝