市内を観光した翌日は上海ディズニーランドへ。私はいい年こいたおっさんだが、ディズニー好きなもので最新のパークである上海ディズニーランド(以下SHDL)には前から行きたかったのだ。夢見る37歳なのだ。いいじゃないか、ほっといてくれ。

そんなわけで勝手にSHDL良かった点ベスト3。

第3位   ファストパスがアプリで取れる
これは便利ですよ。アプリで取れちゃうので東京ディズニーリゾート(以下TDR)のようにわざわざアトラクションの前まで取りに行かなくてもいい。他のアトラクションの待ち時間に取れちゃうので待ち時間やロスタイムがグッと減ります。

第2位  ショーの迫力がすごい
「ターザン」や「カリブの海賊」のショーを観たのですがどちらもアクロバティックで迫力がありました。「ターザン」のショーはもう中国雑技団です。パレードも日本ほどキャラクターに人気が無いのか割と空いてるので前列で見られます。すぐ近くまでキャラクターも近寄ってきてくれます。ムーランがパレードに出てくるあたりはご当地ならではですな。中国の人は乗り物の方が好きみたいね。

第1位  カリブの海賊 バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー
もうこれに乗るために上海まで来たと言っても過言ではない!今までの「カリブの海賊」とはまるで別物です。今まで乗ってきたアトラクションの中でもベストワンかもしれない。

乗り物の「カリブの海賊」好きからすると映画の「パイレーツオブカリビアン」リシーズはあまり好きではないので、映画をベースにした上海版はどうかと思ったのですがこりゃ凄い。映画を観たくなったぐらい。最新技術と演出が相まって物凄いエンターテイメント作品となってます。私、4回乗りました。乗るたびに新たな発見があって、まだ余韻に浸ってます。もうネタバレになるから細かく言わないけど、後半の海賊船砲撃シーンは思わず拍手をしてしまいました。

他にも素晴らしいアトラクションはいくつもありました。「七人の小人のマイントレイン」や「ピーターパン空の旅」などプロジェクションマッピングなどの最新技術を使って日本とはまた違った演出で楽しめました。

残念だったところもいくつか。そんなわけで残念だった点ワースト3。

第3位  待ち時間が正確ではない
TDRではかなり正確な待ち時間表示ですがSHDLはあまり信用できません。スタンバイ「〇〇分」と書いてあってそれを信じて並ぶと大体その時間+15分ぐらいは平気でズレます。

第2位  英語があまり通じない
これは上海自体がそうなんですが、あんまり英語を喋れる人がいません。だからたまに会話に苦労します。もちろん向こうは一生懸命笑顔で対応してくれるので不快な思いはしませんが、アナウンスやパーク内の表示も殆ど中国語なのは意外でした。ディズニーキャラもみんな中国語しか喋りません。

第1位  食事のコスパが悪い
TDRもさほど良くはありませんが、SHDLはもっと値段が高く感じます。外で普通に食べる値段の1.5倍はするんじゃないかしら?しかもお世辞にも美味しいわけではないので。ラーメンやピザが冷め切ってるのだけは勘弁して欲しいなぁ。

一昨年香港ディズニーランドにも行きましたが、香港に比べると上海は混んでます。まだオープンして2年しか経ってないというのもあるのでしょうが、TDRと変わらないぐらい混んでます。中国の人はよく「並ぶことを知らない、平気で割り込む」などと言われますがそんな事ありません。みんな辛抱強く人気アトラクションに乗るために2時間待ってました。

その晩はディズニーランドホテルに宿泊して翌日帰国。今回旅してつくづく思ったのですが他国に対する偏見が今の日本には満ち溢れているのだなと。たかだか3泊の旅でしたが上海は勢いがあって綺麗で日本人に対しても友好的な都市だと分かりました。国と国とは知らんけど人と人とは普通に仲良しですよ。

正太郎