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  父親に車を運転してもらって毎年お世話になっている富士見高原病院の仕事へ。富士見高原病院は良い病院だと思う。堀辰雄の「風立ちぬ」で有名だが、都内の病院よりも患者さんに対してのケアが手厚い気がする。長野県が長寿日本一になった理由がここら辺にあるのかもしれない。

  病院の前に関連施設の老人施設「恋月荘」で一席。隣の小学校の児童のみんなも来て、入居者の方と年齢差70歳差の客席(笑)「牛ほめ」を一席。よく笑ってもらえてよかった。

  急いで高原病院へ。今度は入院している方とご近所の方の前で一時間の高座。「寄合酒」と「粗忽の釘」、こちらも大変に陽気なお客様で嬉しくなる。

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  終演後急いで山梨に向かう。ざぶとん亭さんから頂いたお仕事で小室山妙法寺にて「鰍沢」を演るお仕事。

  ざぶとん亭の馬場さんと待ち合わせをして、「鰍沢」の舞台になったところを何箇所か案内していただく。青柳の昌福寺から法論石をまわって毒消しの護符で有名な小室山の妙法寺へ。

  なんと法論石には「四代圓生」の名前が!!そうです、「鰍沢」の作者である三遊亭圓朝師匠の直弟子です。取材にいらしたのでしょうか?感動した。

  フィクションだが主人公の旅人はこのルートをまわったのかと色々勉強になった。噺の舞台になった所へ実際に行ってみるのは大事だと今回改めてわかった。思い描いていた風景と合致した。「鰍沢」を演る上で大きな心の拠り所になる。

  夕方に会場の小室山妙法寺へ。日蓮宗の由緒ある本山なので檀家はいない。立派なお寺でいちいち感心してしまう。ここで地元の子供達に「鰍沢」を聴かせるという難易度高めの会だったがとりあえず前半に「牛ほめ」を演って少しほぐしてから休憩後「鰍沢」へ。みんなお口あんぐりで聴いてました(笑)まぁ内容が内容だからね。

  良い機会を与えてくださった地元の皆様とざぶとん亭さんには心から感謝。夜に父親と蓼科の山小屋へ帰る。