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毎席初日恒例、師匠の御宅へ。
師匠は朝からお出かけをしてた。
おかみさんと色々会話しながらお掃除。
お昼に師匠が帰ってきて一緒に昼食。

岩本町のうどん屋「駄文」へ師匠の後ろ幕を届ける。
「駄文寄席」という師匠の会を開催している。
師匠の家から岩本町はバスが便利だというのでバスに乗車。
わざわざ時刻表と地図で丁寧に教えてくれるのが師匠らしい。

後ろ幕を届けてから岩本町をうろつく。
かつての神田お玉ヶ池とはこの辺りだ。
「佃祭」の次郎兵衛さんが住んでる辺り。
佃島からお玉ヶ池は約4.5キロ。
間には隅田川という大きな川があるが、さほど遠くはない。
次郎兵衛と船頭の金太郎はこの距離を歩いたのだ。
まぁもちろん「佃祭」はフィクションだが。

「神田種痘所」の看板を発見する。
日本人が天然痘と戦った痕跡。
ここは江戸時代の最先端の医療所だった。
適塾の緒方洪庵が大阪に「除痘館」を開き、
江戸ではそれに続き「神田種痘所」が出来た。
「神田種痘所」の設立メンバーの一人が手塚良仙。
手塚治虫先生の曽祖父である。
晩年の作品「陽だまりの樹」でこの話を知った。
幕末史に詳しくなったのはこの漫画のおかげ。

秋葉原まで歩いて総武線で中野へ。
打合せを一件。
浅草の披露目の手伝いに行こうと思ったが遅くなったので諦める。

その後帰宅して新しいネタの稽古。
結構切迫していて脳味噌が汗をかく。
頭に入ったセリフがスッと出てこない。
いや、頭に入ってないのかな?
とにかく口から出てこない事多数。
なんだか心配になってきた。