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日本橋劇場の若手研精会。
今回から新規メンバーとして参入する。
研精会デビュー戦だ。

お客の頃から憧れだった会だ。
数多の人気真打がここから巣立った。
研精会メンバーは二ツ目の中で光って見えた。
だから主催の加藤さんからお声を掛けて頂いた時は嬉しかった。
一瞬耳を疑ったぐらい。
僕も二ツ目になって5年目だ。
今更新規参入は無いと思ってたから。

客席は大入りだった。
開演時間が早いのにさすが研精会。
ご常連のお客様達も応援に来てくださる。
掛け声も掛けていただき心強い。
僕は「湯屋番」をかける。
緊張するだろうから多少は慣れてるネタにした。
それでも緊張して言い間違いがあったけど。
よく笑って頂けて胸を撫で下ろす。
なんとかサゲまでたどり着けた。

一、一目上り  市助
一、親子酒  遊一
一、湯屋番  正太郎
一、崇徳院  こみち
一、長屋の花見  小辰
一、蛙の子  夢吉

夢吉兄さんの「蛙の子」は夢丸噺の一つ。
本田久作さんの作品らしい。
しっかり笑えてほろっとさせられて古典みたい。

お母さん業が忙しいこみち姉さん以外は終演後打上げへ。
疲れてたのと緊張からの解放からとで酔っ払う。
美味しい海鮮とお酒でヘロヘロ。
東横線仲間の小辰さんと二人で愚痴りながら帰宅。
酔っ払いはタチが悪い。

来月は僕がトリを務めさせて頂く。
頑張らなきゃねー。