進め!正太郎


ゴールデン・グローブ賞を受賞し、アカデミー賞も有力視されてる作品、

『ソーシャル・ネットワーク』を観てきました。


ごめんなさい。はっきり言います・・・。

僕にはこの作品、何が面白いのかさっぱり理解出来ないです汗


☆★★★★


星は一つってことで。あくまで僕の感覚ですけれども。


もう充分ヒット作なので僕の感想一つで観客が減ることも

無いでしょうから、率直な感想を書かせていただきますと

この映画は僕は生理的に苦手ですガーン


いまや中東世界に革命を引き起こす要因ともなる世界最大の

ソーシャルネットワークサービス「フェイス・ブック」を一人の若者

マーク・ザッカーバーグはどのようにして創設したのか?

彼を中心に青春群像劇として描きます映画


監督はデビッド・フィンチャー、僕はこの人の作品が好きです。

キレのある作品を作ってくれます。


前作の『ベンジャミン・バトン』はとても素敵な作品でした。

素晴しい映像で淡々と不思議な物語を語ってくれました。

『セブン』や『ファイト・クラブ』の過激な映像は有名です。


だから今回の作品もかなり期待してたんですが・・・シラー

生理的に駄目な理由はなんとなくわかってます。


まず僕はアメリカの青春群像劇が苦手です。

足を投げ出してビールを飲み、末は異性と出会う為の

パーティーとダンス、時々羽目をはずしてドラッグ。下品でしょ。

だから『ビバリーヒルズ青春白書』が僕は嫌いですフラッグ・アメリカ


この作品は同じ匂いがしますダウン

「異性と出会う為の会員制サイトを立ち上げりゃ儲かる」

彼らがSNSを最初に立ち上げる動機はこれです。

実に軽薄な理由だと思いませんかはてなマーク


サイトが順調に滑り出した途端に崩れだす人間関係。

始まるのはお互いの誹謗と中傷。そして最後は訴訟。

ついてまわるのはいつも金と数字ですお金

それが人間らしい暮らしでしょうか?


ですからどの登場人物にも感情移入できません。

いや、勿論この作品がその手の感動を狙った作品で

無い事ぐらいはわかってます。


そこに生じる虚無をD・フィンチャーは描こうとしたのでしょう。

でもそれを描かれても僕にはまるで共感できませんショック!


僕が彼らと正反対の事を生業としているからかもしれません。

パソコンの上で数字や文字列と闘う事も仕事ですが、

僕は一応人の心を動かすことを目的として仕事をしています。


勿論彼らの仕事はとても立派な仕事です。それは理解してます。

僕だってその恩恵にずいぶんあやかっていますから。

いまや世界は彼らのような人がいなければ情報が入らない時代です。


ただ僕はあくまでSNSの利用者であって創設者の気持ちは

微塵も理解できないし、理解したくもないというだけの話です汗


『ソーシャル・ネットワーク』は現代社会の若者と現実を象徴してます。

しかし描かれている世界観は僕にはなんら面白くない。


それは価値観の違いだと思います。世間的には面白いらしいです。

こんなに世間で評価されてる映画が、僕の中での評価と

異なったのは初めてなので少々僕自身も戸惑っています。

久しぶりに観ていて冷たく暗い気持ちになった作品でしたしょぼん


あ、この作品で一人だけ感情移入できる登場人物がいました。

ハーバード大学の学長にひひ