- 池上彰さん著作の『伝える力』を読みました。
- あんまり新書は読まないんですが、本屋に平積みしてあってなんとなく
- 立ち読みしてたら店員さんの目が気になって、つい買ってしまいました
今テレビのニュース解説といえばすっかり池上さんになってしまいました。- しかし無理もないと思います。この人の解説やっぱりわかりやすいもん
- 僕は『週間こどもニュース』のお父さんの頃から池上さんのファンです。
その後、何代もこどもニュースのお父さん役は代わってますが
初代池上さんを超える解説者はいまだ現れていない気がします
優れた解説力は勿論なのですが、池上さんの魅力は
その特有の落ち着いた優しい語り口だと思います。
あの語り口で「戦争って良くないですよねぇ」って言われると
当たり前の事しか言ってないのに良い事言うなぁって頷いてしまいます。
その池上さんがビジネス書として「話す」「書く」「聞く」事について
極意を伝授しようと書いた本がこの『伝える力』です
この本を読むと自分の伝達能力が上がる云々よりも、
池上さんがいかにまっとうな人間かという事がわかります(笑)
この本に書かれた通りの事が出来たらそりゃみんなから好かれますよ。
はっきり言って書かれている内容にそんなに真新しさは感じられません。
しかしここに書かれていることは誰しもが出来そうで出来ない社会常識。
つまりこの本は「ビジネス書」というよりも「道徳の本」です
そのせいか字も大きいし、1時間もあれば読破できます。
池上さんは人生経験豊富な中高年に向けてこの本を書いてないと思います。
恐らくこの本は今社会に出ようとしている若い世代(20~30代)に
向けて書かれた本なのではないでしょうか。
この本に書かれている内容を実践できたら、
スマートな社会人になれると僕は思います
社会に適合できていないのではと悩むそこの貴方!是非一読あれ
ちなみに第8章では「話し方を学ぶには落語が最高の教材」と言ってます。
う~ん、やっぱり池上さん素敵です(笑)