入船亭扇遊師匠から頂いたお仕事で三日間日立市へ行ってきました。
日立市民文化事業団が毎年主催している出前寄席です
日立は海と山に挟まれた鉱山の町で、今は企業城下町として有名ですね。
扇遊師匠も太平洋の潮風に吹かれていらっしゃいます。ダンディーだわぁ。
三日間、2ヶ所ずつ計6ヶ所の公民館や交流センターで落語会を開きます。
扇遊師匠と三日間もご一緒できるのは本当に勉強になります。
各公民館には文化事業団のスタッフの方々が僕と扇遊師匠より
先に入って会場設置をしてくれています。
高座も立派で、音響も完璧
日立市の出前寄席はかれこれ30年近く続いているようで、
さすが経験に裏打ちされていますね。やり易いったらありゃしない(笑)
高座と音響の設備を各会場に運んで全て作ってくれてるのですから
本当に文化事業団の皆様には頭が下がりました
二日目はあいにくの天気だったのですが、公演の合間に
日立かみね公園内にある「吉田正音楽記念館」に案内して頂きました。
吉田正先生を皆さんご存知でしょうか
日立出身で丁度泊まってるホテルの前に生誕地の碑がありました。
昭和を代表する作曲家ぐらいの知識しかなかったのですが、
記念館を見学して偉大な功績を色々知りました。
橋幸夫、三田明、フランク永井の歌はほとんど吉田正作曲なんですね。
館内には携帯ミュージックプレイヤーがあって、
吉田正作曲の歌をほぼ全曲聴くことができます
この歳で吉田正の歌を割と知ってたので事業団の方に珍しがられました。
あんまり20代は「公園の道化師」とか歌わないもんね
東京以外の仕事は何が楽しいって、こうしてその土地その土地の
歴史や風土を直に感じられる事です。
旅のお仕事は時間があるので、様々な出会いがあります。
今回も多くの方々に出会い、楽しい思い出をいっぱい作って頂きました。
また東京の寄席と違う反応があるので、たいへん勉強にもなります。
今回は6回も公演があったので落語とひたすら格闘できて楽しかった~
日立のご来場頂いたお客様、どうもありがとうございました。
日立市民文化事業団の皆様、本当にお世話になりました