映画『第9地区』は旧友と有楽町に見に行ったのですが、
せっかくなのでもう一本見ようということで当日公開初日を迎えた

『アリス・イン・ワンダーランド』を3D上映で見てまいりましたThe Cheshire Cat+゜


なにせジョニー・デップとティム・バートンのコンビですから、

狂気が垣間見える世界か、ゴシックホラーのような世界が描かれると

期待していると、思ったより健全でおとなしい仕上がりに拍子抜けしますシラー


☆☆☆★★


星はちょっと厳しいかもしれないけど、3つってところですか。

製作配給が天下のディズニーですからねぇミッキー

多分バートンがディズニー仕様にかなり作風を譲歩したんでしょう。

『スリーピーホロウ』『スウィーニートッド』の首ちょんぱは無理だもん。


まぁディズニー製作配給でデップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン』

シリーズはずいぶん人も殺されるし、無駄に残虐な描写が多いので、

近頃のディズニーはその辺意外とおかまいなしなのかもしれませんがドクロ


余談ですが、あの作品はもっとディズニーランドのアトラクション

『カリブの海賊』本来の世界観を大事にしてほしかった汗汗汗

アトラクションが好きな僕としては映画の方はあまり好きになれません。


『アリス・イン・ワンダーランド』ですが、多分そういう意味では

バートン味を求めてると物足りなく感じる人はきっと多いと思います。

キャラクターや風景のデザインこそバートン仕様で不気味な感じですが、

中身はいたって単純明快、普通のおとぎ話です音譜本


確かに妙に捏ね繰り回してるような脚本よりは良いと思いますが

それでも、もう一ひねりぐらいあっても良かった気はします。

現に他のお客さんは「別にもう一度見たいとは思わない」と口にしていました。


ただそれはあくまでティム・バートンの作品を知ってる大人が見た場合の話。

子供がファンタジー映画として見た場合、楽しめる仕上がりにはなってます。

誤解のないように言っておきますと、決してつまらなくはないですよキラキラ

家族やデートで見に行くにはオススメです。

ただ、ちょっとパンチが足りないかなぁって感じ汗


キャストでは白の女王を演じてるアン・ハサウェイが良いですチェスキング

赤の女王のヘレナ・ボナム・カーターは相変わらず迫力の怪演です。

ジョニー・デップのマッドハッターはもう少し変な奴でも良かったかなマッドハッター

『不思議の国のアリス』では会話すらまともに出来ない変なキャラクター達が

話の通じる良い人ばかりになってるので馴染み易くなってるかもしれません。

ちなみに友人は『千と千尋の神隠し』に似ていると指摘していました。

確かに似ている点は多いです。ひょっとしたらバートンが参考にしたのかしら?


やっぱり『シザーハンズ』みたいな作品はもう難しいのかな…。

ティム・バートンの次回作に期待します!!