『カールじいさんの空飛ぶ家』をやっと見ましたカールじいさんの空飛ぶ家

それも3Dですよサングラス眼鏡かけたら飛び出すんですよ!!

時代は進みましたねぇ。街中の映画館で3Dが見られるとは。

キャプテンEOでひぃひぃ言ってた頃が懐かしい・・・。


さて『カールじいさんの空飛ぶ家』ですが・・・


☆☆☆☆★


四つ星です星面白かったです!!

ピクサー作品は割と好きで、今までのところ


『モンスターズ・インク』 1位サリー

『トイストーリー2』 2位バズ

『ウォーリー』 3位ウォーリー


ってな順位が僕の中での勝手なピクサーランキングだったんですが

『カールじいさんの空飛ぶ家』は今回『トイストーリー2』を押し退け

見事2位にランクインしました!カールじいさん、おめでとうございます。

嬉しくないですか、そうですか。



いや、でも良かったなぁ。

評判になってるカールじいさんと奥さんエリーとの死別までのシーンは

本当に素敵でかなり泣けます。

僕冒頭10分で3D眼鏡から涙ボロボロ溢れさせてましたから泣

うまいんですよねぇ、些細な夫婦の絆を表現するのが。

立派なラブストーリーになってますよ。

これ見るだけでも価値あります。

「老人の喪失感」という重苦しいテーマを扱いながらも、

これだけあたたかく明るいストーリーに展開できたのはすごいです。


それからキャラクターが愛くるしいビックリマーク

今迄のピクサー作品は怪獣や動物を愛らしく表現する事こそ得意だったけど、

人間のキャラはいまいちかわいくなかったし魅力的じゃなかった気がします。

それはCGで描かれた人間がどうしても無機質に感じてしまうから。


同じディズニーのCG作品でも最近公開されていた『クリスマスキャロル』は

人間の表情こそリアルなんだけど、なんか無機質で不気味でした。


その点、カールじいさんや一緒に旅する少年ラッセルの可愛らしさ。

見事にキャラクターとして躍動してます。じいさんもがきんちょもナイスです。


最後のワンシーンで素敵なサゲもついてるし、本当に良く出来てます音譜

エンドクレジットまで泣かされっぱなしでした。


一つ難点をあげるとすると悪役のキャラクター設定がどうも納得いかない。

話を盛り上げるために無理に悪役を出した感が否めません。

ピクサーの作品であれば悪役を出さずともストーリーを運べた気がしちゃう。

悪役が出てくるとどうしてもストーリーは単純な構図になっちゃうからなぁ・・・。


まぁ最後に少し難癖つけちゃいましたが、でも本当に面白い映画でした映画

飛行シーンもとても迫力あるのでお時間があれば是非劇場でご覧下さい!


それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら淀川長治