叡王戦第五局が6月14日に行われ、二転三転する対局だったが、伊藤叡王が斎藤八段に勝ち初防衛となった。
将棋のタイトル八冠のうち、七冠は藤井聡太さんが保持しており、藤井さんが対局しないのはこの叡王戦だけだ。そう言った意味で他棋戦と違いこの叡王戦は新鮮味がある。
藤井さんの対局では、AIが提示する最善手を選択することが多いのだが、この叡王戦では互いにAIの最善手以外の手を指すことも多く、見ている方としてはそれはそれで楽しめた。
伊藤さんは、他棋戦での活躍がまだまだと言うが、順位戦はB1だし、竜王戦は1組だし、それなりに勝っている。精度の高い指手と相手に決め手を与えない粘り強さもある。何より、運と若さがある。この叡王戦に藤井竜王名人が挑戦者にならなかったのは強運だし、22歳と言う若さは将棋棋士として最盛期だと思う。(羽生さんの全冠制覇も20代前半)
今は永瀬九段が勝ちまくっているが、やはり藤井さんを倒すのはこの伊藤さんしかいないだろう。引き続き他棋戦での活躍を期待しています。
P.S.
AIが予想する最善手と予想手の違いっていうのも見てて面白いですね。
良さそうな手と本当に良い手の違いとか見てると面白いです。
でも、来年は藤井竜王名人がこの叡王戦に挑戦してもらいたいですね。
八冠再制覇を目指して。