売上高33位の三菱電機は、やはりそれに応じたレベルでホームページや統合報告書で情報を開示しています。メーカーらしい取り組みの他、伝統ある会社としてしっかり開示しているイメージがあります。
特徴的な点として、
ホームページでは、「サステナビリティ」として社会課題解決と事業成長を同時に成し遂げるトレードオン事業の創出活動は先進的です。また、「カーボンニュートラル」としてソリューション事例が随時更新されているのは素晴らしいし参考にできます。
次に、統合報告書では、「環境ビジョン2050」として、対象が網羅的に挙げられている点や「e-PRO」で環境に配慮した製品が挙げられている点は素晴らしいです。
課題としては、特にありませんが、
各種の取り組みは素晴らしいのですが、それに実態が伴っているのかという点が見えにくいです。従業員一人一人に落とし込めているのか、「e-PRO」は社会にどの位浸透しているのか、そういう実態が見えてくると信頼度が増すように思います。「品質風土改善」であった不適切行為に対する信頼性の向上のためにも実態が見える情報開示に注力されてはどうかと思います。また、「生物多様性保全」として自社の技術での取り組みなどがあってもいいかと思いました。
興味がある方は、三菱電機のホームページの内容をご覧ください。
伝統ある企業の各種のトップレベルの取り組みを知ることができます。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ja/sustainability/