売上高21位のパナソニックホールディングスは、やはりそれに応じたレベルでホームページやサステナビリティデータブックで情報を開示しています。メーカーらしい取り組みの他、伝統ある会社としてのイメージがあります。
特徴的な点として、
ホームページでは、トップメッセージとして、「現状の社会課題の認識」がしっかりとあり、その課題に取り組もうとする動機付けが伺えます。また、創業者から続く社会の公器として、「幸せの、チカラに。」になるべく存在するということが明確になっています。「私どもの考え」として考え方をしっかり伝えようとしている点も優れていると感じます。さらに、具体的な取り組みとして、気候変動対応では設備投資判断におけるインターナルカーボンプライシング(ICP)の導入を開始し2万円/t-CO2で設定しているのは先進的ですし、また、海外のグループ関連会社での取り組みも優れていて、世界でのガバナンスの確かさを感じさせます。
課題としては、特にありませんが、
考え方をしっかり提示できているだけに、それが社外から見ても妥当なものであるとか、課題があるとかそういう社外からの評価も併せて記載すると考え方の信頼性がますように思います。また、各種のの取り組みが素晴らしいだけに、その成果が社外の顧客や市民にとってどの位のメリットがあるのか、どういう良い影響があるのかを示せると尚良いし、それがパナソニック製品やサービスの購入につながるような誘導が実施されるようなものがあっても良いように思います。企業の取り組みがその企業の利益に繋がるということは、その取り組みを実際に行なっているのだという信用を増すように思われます。
興味がある方は、パナソニックホールディングスのホームページの内容をご覧ください。
伝統あるメーカー企業の各種のトップレベルの取り組みを知ることができます。
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability.html