売上高、純利益ともに日本一のトヨタ自動車は、サステナビリティ情報の開示も日本一です。ホームページ、統合報告書共に日本一です。

おそらくサステナビリティに関する取り組みも多種多様で質量共に日本一のようです。

ただ、それが、企業として、また、製品として日本一であるということが明確な数値ではわからないです。これは、トヨタ自動車の問題ではなく、ガイドラインでのサステナビリティ情報開示の基準がそうなっているためです。そこは、サステナビリティ情報開示の課題でしょう。

 

特徴的な点として、

有名な「トヨタイムズ」では、労使協議会の模様が動画で開示されており、課題に対してしっかり向き合っている姿が顧客である私たちとも共有しているのは、社内メンバーや取引先とも課題共有しようとしている姿勢として見習うべきものでしょう。さらに、SDGsと自社取り組みとの対比で自社内でのブレイクダウンができています。また、取り組みの紹介動画があります。サステナビリティデータブックで紹介されている取り組みはどれも先進的なものばかりで、自動車産業や製造業に限らずどの業種においても手本となる取り組みです。

 

課題は特にありませんが、

将来的に言えば、ユーザー以外の顧客への取り込みを考慮すれば、ユーザー以外にとって「量産すべき幸せ」とは何か、また、社会のサステナビリティ向上のために自社がどう貢献するのか、また、自社のユーザー以外にとっての幸せにトヨタ自動車がどう貢献していくのかが見えてくるとトヨタ自動車の未来がより明示されてくるように感じました。

また、最近流行りのSUV車ですが、通常の軽自動車やタウンカーに比べると排出CO2が多いです、CO2排出が少なくて済むように顧客の購買活動を誘導するとか、カーシェアを進めるとか、渋滞をなくすとか、野生動物のロードキルを減らすとか、そういう特徴的な活動に対する取り組みなどもあるといいなと感じます。あるいは、高齢者の免許証返納を促進させるために、高齢者送迎サービスなどを行うのも期待したいですね。

 

興味がある方は、トヨタ自動車のホームページで「企業情報/サステナビリティ」の内容をご覧ください。

日本一の取り組みを知ることができます。

https://global.toyota/jp/sustainability/?padid=ag478_from_header