江戸時代、日本で人口が減らずに済んだのは、神社や寺も協力した戸籍システムやベースとしての農業(水田)があったのだと思います。

 

明治時代以降は、農業従事者がどんどん少なくなり、第二次対戦後、工業化で地域や親戚や家族は分解していきましたが、社会風潮(制度)として「早婚の圧力」があったので、地域も人口を維持できた。それを、サポートしていたのが、「日本列島改造論」などによる地方への富の分散だったと思います。「早婚の圧力」は最近話題の103万円の壁(扶養)や「結婚こそが幸せの必要条件」というような風潮だったのでしょう。

 

さて、それが問題だと言われている最近です。

自由に男女ともに働けるようにしようとか。子供の養育にはべらぼうな費用がかかるとか。「晩婚の圧力」は増すばかりです。

 

人口維持するためには、やはり「晩婚の圧力」を取り除き、「早婚の圧力」を取り戻すしかないでしょう。と言っても、以前のように戻る訳には行かない。

 

まずは、「子供の養育費を極小化」(教育費の無償化)と「婚姻の自由化」(婚姻、再婚等のハードルを下げる、事実婚の簡便化など)ということなんでしょうが、やはり、都市という見える形での人口維持システムもあるといいような気がします。それに富の分散手法も要るのでしょうね。(50万人規模の都市として生き残るくらいが適当じゃないかと思います)

それが、スマートに都市がシュリンクしていくイメージになります。その縮小の過程で、省エネルギーや省コストや効率改善し安全安心を手に入れるようになればいいかなと。

 

 

P.S.

今でも、人口が増え続けている国って、子供の養育費がかかってなさそうですね。まあ、大学への進学率も低いのでしょうが、あと、婚姻のハードルも低そうですよね。