ジェンダーギャップはスローガンの連呼で解決する訳はなく、いくつかの根深い偏見の合体によるところが多い。
よって、まずはクォーター制は必須だと思う。大賛成だ。
ただし、いくつかの偏見の解消も行わなければならないように思う。
偏見は、高齢の男性だけに限らない。
老若男女皆で考え直したい。
まず、子育てが女性の役割という偏見。
親はなくても子は育つ。子ども食堂、24時間保育を行なって、社会で育てる。
女性が産まなければならないというのも、考え直して良いのではないだろうか。
身体的等の理由がある女性は卵子提供のみで、出産は代理で行うという道も準備した方がよいのではないかと思う。
次に、核家族は女性の理想という偏見。
家事労働や地域活動の負担を三世代で分担し、血縁はなくても同居するくらいして、皆で世帯の家族や地域活動を大切にすることが女性への負担低減に寄与するように思う。
さらに、労働環境(特に企業)で育休や産休では昇給考課やボーナス査定でマイナスとなるのは当然という偏見。
これは明らかな性差である。労働時間や出勤日数でなく、能力のみで、昇給査定は実施すべきであると思う。
最後に、仕事は男子人生の最重要課題という偏見と仕事は女子人生の最重要課題ではないという偏見。
両性にとって、労働は最重要課題ではない。最重要なのは、家族や地域社会での貢献であると日本社会では再定義すべきではないか思う。仕事は大事だが、家族や地域社会の方がより重要だと皆で定義すべきように思う。
これら四つの偏見が解消して、やっと男女共同参画社会が始まるように思う。
逆に言えば、上記四つの偏見に違和感がある社会では、男女共同参画社会の実現は難しいんじゃないでしょうか?
まあ、まずは、クォーター制ですかね…。