気候変動など環境問題に関心を持つ人は、脱成長を求める。
その他の人は、経済的成長を求めつつ、環境に配慮することを考える。
私はその二つ以外の方向があるのではないかと考えた。
超効率化とヒトの幸せを最重要視して、
自然の搾取を減らして、
かつ、知的財産や感覚財産での経済的成長を求めることを考えた。
従来、ヒトは、自然資本を物理的に使い倒して、お金を稼いできた。
それは、現在のお金の稼ぎ方でもある。
ー土地を所有する
ー道路を造る
ー鉄道を造る
ー新幹線を造る
ー空港を造って、飛行機を飛ばす
ー海岸線を埋め立て、港を造る
ー金鉱を掘る
ー原油を掘る
ーダムを造って、雨水を貯める
ー太陽光を使って、発電する
つまり、今も、お金の稼ぎ方は似たようなものだ。
これからは、そうではない。
少なくとも、そうではない経済的成長を主として目指すべきだと思う。
内面や質が経済的価値となる社会。
料理で例えれば、カロリーベースや量で金額が決まるのではなく、美味しさやタイミングや廃棄ロスの少なさで金額が決まるとか。
求められるのは、賢さだ。
スマートさだ。
そうして、ヒト以外からの恩恵も最大限に享受する。
そういう方向性は間違いないのではないだろうか。