ターゲット


16-1 あらゆる場所で、あらゆる形の暴力と、暴力による死を大きく減らす。

16-2 子どもに対する虐待、搾取、人身売買、あらゆる形の暴力や拷問をなくす。

16-3 各国でも、国際的にも、法律にしたがってものごとが取りあつかわれるようにし、すべての人が、平等に、争いを解決するための裁判所などの司法を利用できるようにする。

16-4 2030年までに、法律に反する資金や武器の取り引きを大きく減らし、うばわれた財産が返されたり、もとにもどされたりするようにする。あらゆる形の組織的な犯罪をなくす。

16-5 あらゆる形の汚職や贈賄を大きく減らす。

16-6 効果的なはたらきができ、そのはたらきについて十分な説明ができ、だれにでもそのはたらきの内容や過程がわかるような公的機関を、あらゆるレベルで発展させる。

16-7 あらゆるレベルでものごとが決められるときには、実際に必要とされていることにこたえ、取り残される人がないように、また、人びとが参加しながら、さまざまな人の立場を代表する形でなされるようにする。

16-8 国境を越える問題を解決するための国際的機関への、開発途上国の参加を広げ、強める。

16-9 2030年までに、出生記録をふくめ、すべての人が、法的な身分証明を持てるようにする。

16-10 国内の法律や国際的な取り決めにしたがって、だれでも情報を手に入れられるようにし、基本的な自由がおかされず、守られるようにする。


対応


 タワー内、「スーパー・レジリエント・シティ」内では、AIモニター、監視センサーが起動して、監視する。IDに基づき、自室、コミュニティ、フロアなどでそれぞれ監視、注視される。異常発生時にはアラートを出し、事件を未然に防止する。また、タワー内では自動車などの交通もないため逃走不可能であり、事件発生を大幅に抑制する。

 汚職については、学習・労働はスリーワークとし、組織依存度を下げるとともに、モニターセンサーで監視される。また、労働条件は政治家も含めて3から5年で更新されるため、長期間の癒着などを防止する。当然だが、親の七光りや自身の過去の栄光は現在の給与に影響しない。現在の功績の見込みや達成度が現在の給与に反映される。

 監視記録により、犯罪を未然防止するとともに、証拠取得を行い、司法判断も大幅に迅速化する。(プライバシー保護はしっかり行う)

 その結果、「スーパー・レジリエント・シティ」での犯罪の発生は10分の1未満にする。

また、「スーパー・レジリエント・シティ」では、コミュニティ、フロア単位でも代表者を設定し、自治に参加する。(気心の知れた人の中に代表者がいる。政治はすごく身近なものになる。また、次は自分がやるという意欲も持てる。)