ターゲット
11-1 2030年までに、すべての人が、住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができ、基本的なサービスが使えるようにし、都市の貧しい人びとが住む地域の状況をよくする。
11-2 2030年までに、女性や子ども、障害のある人、お年寄りなど、弱い立場にある人びとが必要としていることを特によく考え、公共の交通手段を広げるなどして、すべての人が、安い値段で、安全に、持続可能な交通手段を使えるようにする。
11-3 2030年までに、だれも取り残さない持続可能なまちづくりをすすめる。すべての国で、だれもが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行できるような能力を高める。
11-4 世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。
11-5 2030年までに、貧しい人びとや、特に弱い立場にある人びとを守ることを特に考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす。世界の国内総生産(GDP)に対して災害が直接もたらす経済的な損害を大きく減らす。
11-6 2030年までに、大気の質やごみの処理などに特に注意をはらうなどして、都市に住む人(一人当たり)が環境に与える影響を減らす。
11-7 2030年までに、特に女性や子ども、お年寄りや障がいのある人などをふくめて、だれもが、安全で使いやすい緑地や公共の場所を使えるようにする。
対応
原則、40年で更新するスーパー・レジリエント・シティを建設する。
出資は行政、企業、個人となるが、資産がない人や収入がない人も世帯を形成し居住できる。
乳幼児、お年寄りやケガや持病がある人などは基本的に居住するフロアで食事、保育、介護、療養、リハビリ、及び行政サービスなども遠隔で受けられるようにする。
居住するタワー内には、自動車や電車などの交通手段や駐車場などは設置せず、緊急用の輸送手段は確保するが、基本的にはエレベーターや動く歩道による。
スーパー・レジリエント・シティの設置は自然災害の影響を受けにくい場所に設置するが、隣のスーパー・レジリエント・シティからの支援体制を構築する。
尚、スーパー・レジリエント・シティ内にはタワーの他に産業用地やエネルギー製造や輸送手段の他に、観光施設や文化遺産を保持する。観光客の宿泊施設などは、タワー内でなく、タワー外でスーパー・レジリエント・シティ内に設置する。
スーパー・レジリエント・シティで、ムダな移動を極力減らし、飲食の提供の仕組みをもつ。そのため、PETボトルやプラスチック容器は不要となる。自販機も不要、コンビニエンスストアも不要になる。飲料容器や食品容器の廃棄物も大きく減らすことができる。
公園緑地はスーパー・レジリエント・シティ内タワー外に備える。後述するが自然保護の観点で、動物園や水族館は設置せず、自然のままの姿で調査や観察できるようにする。