安倍さんの国葬をテレビで拝見した。


彼の素晴らしいところは何なのか?そういう視点で見ていた。

それに先立ち、この半月間、彼の功績は何だったのか、多くの書籍で探していた。


その結果として、以下のような感想を持った。一般論としてだが


これまで、政治家というのはこういう方のことを言うと考えていた。


実現したい政策を持って、議論したり、演説して賛同者を集め、

その政策を実現しようとする人。

単に学歴とは違う知性を持ち、しっかりした倫理観を持っていることが必要である。


しかし現実の政治家はというと


特に実行したい政策はないが、

周りの人がチヤホヤしてくれればとても気分がいいことを知っている。

政権を保持していることが関心事で、

そのためなら、

ウソをつくことや誤魔化すことも気にしない。

知性のチの字もないが、父親のコネがあるので、全く問題ないと考えている。



日本では、自分の居場所に対する思い入れが強い。

そういう風土としくみがあるからだ。


よって、政治家はいつかは自民党員となり、野球選手はいつかはジャイアンツの選手となる。


いつの間にか、本来の仕事よりも、自分の会社の方が大切になってくるのだ。



つまり

そうならないためのしくみがそろそろ必要となっているのだ。


一言で言えば、

マルチタスクを行うしくみが必要ではないだろうか。


例えば、会社員であり、かつ、政治家であり、かつ、農業従事者でありうる。

そういうことが可能なしくみ。

組織よりも仕事が大事であり、自己を磨き続けられるしくみ。



そういうものを求めるきっかけを感じた国葬であった。