私もヘタなんですけど、それはそれとして置いときますが


今、日本には喫緊の課題があります。

日本を取り巻く環境が変化する現在、日本のオペレーションシステムともいうべき基本的な仕組みを見直さなきゃならないように思います。

その基本的な仕組みが変えられなければ、現在日本人がうすうす感じているような課題はどんどん大きくなっていくように思います。


もう少し具体的に言います。

地政上、縄文時代以降、日本は大陸の東に存在する島国として、外敵からの攻撃からある程度保護され、移民を受け入れずにすみ、周りの海から好きなだけ海洋資源を捕獲してきた。

また、その豊かな土地であることを活用して、日本語だけを用いて、産業を振興しきた。第二次対戦後も、アメリカの保護の元、豊かな地政的な条件を活かして国益を得てきた。その上で、日本の基本的な仕組みは機能してきたのだと思います。

しかし、今や、アメリカと中国が手を組み、世界のトップを担う国際的な仕組みができつつあります。さらに、日本の周りの海洋資源は中国や北朝鮮や韓国や他の東アジアの国々に食い尽くされています。また、地震や大雨は定期的に日本列島を襲うでしょう。


日本を取り巻く状況は変わっています。

日本も変わらなければ、対応できないのではないでしょうか。



私が思う日本の基本的な仕組みとは、「人権の認識、愛国心、外国との付き合い方」の三つのように思います。それをバージョンアップすることを行わないと、日本は国際的な競争力を得られないように思います。


日本人は人権の認識が弱く、最低でも尊重しなければならない人権に対する共通認識がありません。だから、高齢者は寂しい余生を過ごし、子供は時代にあった教育がなされず、ジェンダーギャップは拡大する一方です。人として、本当に必要なことって何か?首相でさえ説明できない。そんな国ってあり得ないですよね。ひとりひとりの権利として何を認め合わなければならないのか?今、まさに、徹底的に議論しなきゃならないのではないでしょうか。


また、日本国に対して、日本人(広義に日本に住んでいる人という方がいいかと思います)が何をすべきなのか?もっと議論しなきゃならないですよね。そうして、私たちは自分の仕事や地域での活動など、やるべきことの目的を再確認していく必要があるのではないでしょうか?日本を大事にしたいのか、もう捨てたいのか、議論した方がいいのじゃないでしょうか?日本のテレビでの人気者だった方が、シンガポールに移住したという話がありました。人気商売の方が日本を捨てる(日本で税金を納めなくなる?)とかあり得ないようにも思いますが、まぁ、そういう選択肢もあるとは思います。


外国との付き合い方とは、決して「皆と仲良く」という単純なものではなく、言うなれば、「大人の付き合い」としてどう付き合うべきなのかという問いに対する答えを探すことだと思います。世界中どの国でも、隣の国のことは大嫌いです。そうでなければ、同じ国になっているでしょうから。ただ、付き合いはあります。そういう大人の付き合いの中で、相手と取引し、部分的には助け合い、協力し合い自国の利益を考えていくものでしょう。中国、韓国、北朝鮮とどのように大人の付き合いをするのかもっと考えなきゃならないと思います。ステレオタイプに、野蛮な中国、しつこい韓国、得体の知れない北朝鮮なんて、感じていたら、冷静な大人の付き合いなんてできなくないですか?


これら三つの課題は取り巻く状況が変わったので見直した方がいい。また、それは、しっかり皆に見えるように議論して、ある程度の理解も得ながら、形成していくのがいいと思います。


ただ、日本人って、率直な検証の意見を交換することができないし、論理的な意見が言えないし、他の人の意見を理解してそれに自分のアイデアを追加したりできないし

特に、組織では、役職が高い方は自分の意見と異なるアイデアにキレてみせたり、逆に、役職の低い方は役職が高い方にまともに意見を言えなかったり


まあ、議論ができない。



いい議論が行われている事例って、滅多にないですよね。


日本の基本的な仕組みについて、いい議論ができるといいなと切に願います。