猛暑1-日本の夏の特徴と猛暑- | 日々の小事・日々の戯言

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1 日本の夏の特徴
  日本列島が南側から北太平洋高気圧に覆われ、日本列島の南側の気圧が高く、北側の気圧が低い気圧配置が日本の夏の気圧配置の特徴です。この気圧配置を南高北低型の気圧配置といいます。
 北太平洋高気圧(小笠原高気圧)は亜熱帯の太平洋上で発達する高気圧なので、高温で湿潤な空気塊を形成します。この空気隗を小笠原気団といいます。この小笠原気団が北太平洋高気圧から吹き出し、日本列島にやってきます。これが夏の南東の季節風です。したがって、日本は蒸し暑い夏になります。

 図 夏の天気図(気象庁、一部加筆)

2 猛暑
  それでは、今年のように猛暑になるのはどのような場合でしょうか。猛暑になるのは以下のような場合であるとされます。
 (1)太平洋高気圧が平年よりも北西に偏り、チベット高気圧が平年より東に張り出す年の夏は、猛暑になりやすい。(マスコミでよく説明されているのがこれです。すなわち、「北太平洋高気圧の上にチベット高気圧が重なっているので暑い。」と説明されているようです。)    
 (2)平年より亜熱帯ジェット気流が北上すると猛暑になりやすい。
 以上、簡単に日本の夏の特徴と猛暑の夏について書いてみました。  

 次回から、上記を理解するように、北太平洋高気圧、チベット高気圧、気団、そしてジェット気流などについて整理して、夏の猛暑について理解を深めていこうと思います。